(はばからず ちちのひのちち だきしめん) 『蒼海』18号 堀本裕樹主宰 選 韓国ドラマで、認知症のために迷子になってしまった父親を息子が探し当て、泣きながら抱きしめるシーンがあり、そこから作句しました。自分の亡くなった父への想いも込めて...。
(なつこだち しょうじょのしゅわに とりこたう) 『蒼海』18号 堀本裕樹主宰 選 初案では季語を「夏木蔭」としていました。句会で主宰より「木蔭にすると暗くて手話がよく見えないのでは?もっと遠景で詠んだ方がよい」とアドバイスをいただき、下五を含め…
(きょうりゅうが おをふりてゆく おおかれの) ふらんす堂通信 175号花実集 兼題『枯野』 髙田正子先生 選 今号は5句中3句掲載でした。前号は締切を失念して欠詠(涙)はぁぁぁぁ。ブログをまとめて更新するときつい...。ありがたいことにしばらく仕事が忙…
(べんぜつの かたなのごとし かんのみず) ふらんす堂通信 175号花実集 雑詠 髙田正子先生 選
(りっとうの さけにかみのな ありにけり) ふらんす堂通信 175号花実集 雑詠 髙田正子先生 選
(たわむれに ちちうえとよぶ ほたのやど) 角川俳句2023年3月号掲載句令和俳壇 雑詠 小林貴子先生 佳作 たぶん、『鎌倉殿の13人』を観ていて、「父上」って作りたくなったんだろうな(^_^;掲載されなかったら、季語を変えて作り直そうと思っていた句でした。
(きりぎりすとにあり たまよ かえりこよ) 角川俳句2023年2月号掲載句令和俳壇 雑詠 五十嵐秀彦 佳作 「蟋蟀戸に在り」は七十二候の季語。珍しい季語で、角川俳句大歳時記<秋>にも例句がありません。蟋蟀(秋に鳴く虫の総称)が戸口で鳴くという意味で、…
(こはるびや いろとりどりの ジャムのたな) NHK俳句 令和4年5月放送応募句テーマ:屋内または自由題堀本裕樹先生 選 佳作 「れも助」のペンネームで掲載されました。今年度ようやく2回目の掲載~(^_^;
(にんようの ほてりなるもの なつのつき) 角川俳句2022年11月号掲載句令和俳壇 雑詠 成田一子先生選 佳作 今年二回目の投句。来年は令和俳壇への投句も再開できればいいなと思います。
(くさのうえに ごがつのしんぷ きいており) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 句会で主宰特選をいただいた句でした。 17号は8句掲載でした。 春から初夏の句を掲載しましたが、風の一段と強い冬の朝です。ベランダの洗濯物が飛ばされるのではないかとはらはら…
(ほろほろと はなひとひらの とこしなえ) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 俳句をはじめ詩歌で花といえば桜の花。 「とこしなえ」は、ながく変わらないさま。永久不変であるさま。いつまでも同じ状態で続くさま。永久。
(へいえんの ゆうひのいろに しゃぼんだま) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 コロナ禍の影響を受け、完全閉園する遊園地があったので...。
(すなはまに えがくせんろや とりくもに) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 初案は下五を「卒業す」としていました。青春性。
(ゆきげかぜ ちさきはたある きたこうしゃ) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 農業高校のイメージ。YouTube画像を観ながら作句しました。
(てんじんの うらもんくれて たしになく) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 頭の中のイメージだけの作句。 「田螺鳴く」が季語ですが、実際には鳴きません。
(はっけんの あわくきばみて ひなまつり) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 母が結婚して父に買ってもらったオルガンがまだ我が家にあるのですが、音の出ない鍵盤があります。私としてはもう処分したいのですが、母の決心がつきません。
(ねはんえの あさききずある かじつかな) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 結社有志の句会に投句した句です。先生に句会等でみていただく前の句をいきなり結社誌に投句するのは「没る」可能性が高いので心配でしたが、採ってもらえて嬉しさもひとしおです。
(どんぞこを いきぬくための れいぞうこ) ふらんす堂通信 173号花実集 兼題『冷蔵庫』 髙田正子先生 選 今号は5句中3句掲載でした。季節を後戻りしておりますが、ブログにアップするのをすっかり忘れておりました。しかも次号の花実集は投句すら忘れている…
(くんぷうや ことのはつむぐ あおきペン) ふらんす堂通信 173号花実集 雑詠 髙田正子先生 選
(むぎひとほ たびのてちょうに さっとかき) ふらんす堂通信 173号花実集 雑詠 髙田正子先生 選
(あおあらしみたる ぼうだんガラスより) NHKラジオ 文芸選評 令和4年6月11日放送応募句 兼題:青嵐藤井あかりさん 選 憧れのあかりさんの放送回でした(嬉) 以下、放送中の選評の書き起こしです。 日本で防弾ガラスと言いますと要人を乗せる特別車両ですと…
(ちきゅうぎの うみのあかるき しききかな) 第23回 NHK全国俳句大会宇多喜代子先選 秀作神野紗希先生選 佳作 昨年は応募せず、今回が三度目の全国大会挑戦で第21回に続く秀作入賞(宇多喜代子選)でした!同時に神野紗希選佳作もいただきましたので、前回…
(ねこのしり ぽんぽんしをる ゆかたかな) NHK俳句 令和4年5月放送応募句テーマ:ファッションまたは自由題堀本裕樹先生 選 佳作 「れっちも」のペンネームで掲載されました。夏の季語が指定されていたことを知らず、当初春の季語で作ってしまい、締切30分…
(ゆきのよの よせがきにこえ やどりけり) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選 句会で主宰から「下五の『けり』がこの句の内容に対して強く感じるのでもう少し柔らかい表現にしてもよい」と言われましたが、最終的に初案のまま投句しました。 16号は7句掲載でし…
(きょうしつの ふゆひふくらむ チェロのねに) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選
(ふゆかわの ながれにたどる ちちのせき) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選 二十余年前、父が亡くなったあとの諸手続をした際、父が生まれた時点までの古い戸籍を辿っていったときのことを詠みました。
(きぶくれて しゃそうにつづく かいがんせん) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選 地元ローカル線の一風景。
(からばこに ねこのねむれる せいやかな) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選 「箱」または「函」または四角い入れ物というお題をいただいて作った句。
(かんりんの ひぐれやことば こぼれくる) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選 寒林という季語で句を作りたく、近所の公園のメタセコイア並木を寒林に見立てて詠んだ句です。樹間からこぼれる陽のひかりや鳥の鳴き声が美しい夕暮れ時でした。
(ふゆぼうの しゃせいのこのめ まっすぐに) 『蒼海』16号 堀本裕樹主宰 選