2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

噴水に街の歳月ありにけり

(ふんすいに まちのさいげつ ありにけり) ふらんす堂通信 177号うづら集 雑詠 西村麒麟先生 選 今号は5句中3句掲載でした。実景を通して実感を詠んだ句で、シンプルな作りが自分でも気に入っています。クローズドの句会で割と評価をいただけたのですが、な…

学会やカンカン帽の師が来たる

(がっかいや カンカンぼうの しがきたる) ふらんす堂通信 177号うづら集 雑詠 西村麒麟先生 選 学会風景。実際は「ハンチング帽」の師でした! カンカン帽は夏帽子の傍題です。

火取虫流しの水を拭き取りぬ

(ひとりむし ながしのみずを ふきとりぬ) ふらんす堂通信 177号うづら集 兼題「水」 西村麒麟先生 選 今号から西村麒麟さんが選者です🦒

風はらむシーツ憲法記念の日

(かぜはらむシーツ けんぽうきねんのひ) 角川俳句2023年9月号掲載句令和俳壇 雑詠 星野高士先生 佳作 櫂未知子先生 佳作 巨船まだ白し憲法記念の日 櫂未知子櫂先生の句の、白いものとの取り合わせに惹かれ、句のリズムも参考にして作った句です。

よくしやべる鍵つ子同士蝌蚪の国

(よくしゃべる かぎっこどうし かとのくに) 角川俳句2023年8月号掲載句令和俳壇 雑詠 井上康明先生 秀逸 私は鍵っ子ではありませんでしたが、とても気の合う鍵っ子の同級生がいて、下校時に二人だけでおたまじゃくしのいる池などに行った思い出を詠んでみ…

白波を腿に繁吹かせ寒禊

(しらなみを ももにしぶかせ かんみそぎ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 地元海岸で行われた寒中禊の様子を句にしました。20号は8句掲載でした。そして今号では蒼海鼎談に🍋も呼んでいただきました。 相変わらずの「溜めてアップ」の悪しき習慣を改めねばと…

四等は都こんぶや初観音

(よんとうは みやここんぶや はつさんか) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 お正月明けに地区のどんど焼き会場でくじ引きをやっており、そこから発想した句でした。上五は当初、「景品の」でしたが、句会で改案をいただきました。初観音も新年の季語です。

若水を米の芯まで吸はしめむ

(わかみずを こめのしんまで すわしめむ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 新年最初の句会に投句した句です。新年の季語で気持ちよく詠みたいと思いました。

花殻を庭に焚く香や小晦日

(はながらを にわにたくかや こつごもり) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 句会で主宰特選をいただいた句。昔は仏壇のお花が枯れたら両親が庭で焚いて処分していたように記憶しています。小晦日(こつごもり)は一年の最後の日にあたる大晦日に対して、その…

一人嗅ぎ皆が嗅ぎ出す柚子湯かな

(ひとりかぎ みながかぎだす ゆずゆかな) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 冬至の日に地元の入浴施設で「ゆず湯」のサービスをしているのをニュースで見て作った句です。

極月や小さき祠の小さき神

(ごくげつや ちさきほこらの ちさきかみ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 雪の日の実景を詠んだ句で、当初、上五は「雪かむる」でした。「雪を降らすとベタ。上五を『や切り』にした方がよい」と主宰から助言をいただきました。

園丁に手渡すホットレモンかな

(えんていに てわたす ホットレモンかな) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 庭木の剪定に来てくださった方に休憩時間のお茶をお出ししたときのことを詠みました。午前中が珈琲だったので午後はホットレモンにしました。

尼三人腕捲りして大根引く

(あまみたり うでまくりして だいこひく) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 NHKで放送されていた『やまと尼寺 精進日記』の尼僧のイメージで。主宰もそのように鑑賞してくださいました!