極月や小さき祠の小さき神

(ごくげつや ちさきほこらの ちさきかみ)

『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選

雪の日の実景を詠んだ句で、当初、上五は「雪かむる」でした。「雪を降らすとベタ。上五を『や切り』にした方がよい」と主宰から助言をいただきました。