晩冬

白波を腿に繁吹かせ寒禊

(しらなみを ももにしぶかせ かんみそぎ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 地元海岸で行われた寒中禊の様子を句にしました。20号は8句掲載でした。そして今号では蒼海鼎談に🍋も呼んでいただきました。 相変わらずの「溜めてアップ」の悪しき習慣を改めねばと…

極月や小さき祠の小さき神

(ごくげつや ちさきほこらの ちさきかみ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 雪の日の実景を詠んだ句で、当初、上五は「雪かむる」でした。「雪を降らすとベタ。上五を『や切り』にした方がよい」と主宰から助言をいただきました。

弁舌の刀の如し寒の水

(べんぜつの かたなのごとし かんのみず) ふらんす堂通信 175号花実集 雑詠 髙田正子先生 選