2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
(しんぼくの まつりのかぜに ざわめきぬ) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 「祭」という季語を句中にいれる形で作りました。 14号は8句掲載でした!
(こうちゅうにとまと ひなたのあめおもう) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 トマトの瑞々しさ。
(パリさいの シェフあいさつに きたまえり) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 実際の巴里祭ではなく、上京の折によく連れていってもらうレストランの有名シェフが席まで挨拶にきてくださったときのことを詠みました。
(えだのとり はねてせっかの さるすべり) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 百日紅の木の傍を通りかかったとき、私の気配に鳥が驚いて飛び立ち、枝が揺れ、百日紅の赤い花びらがばらばらと散ったところを詠みました。14号の主宰推薦30句に選んでいただきまし…
(ゆうすずの てんゆおちくる おばねかな) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 天ゆの「ゆ」は古語の格助詞で「・・・から」という意味。空から鳥の尾羽が舞い落ちてきたところを詠みました。
(つゆやみの はくじのつぼの ほのあおし) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 NHKの「美の壺」を観ながら作った句です。
(せいめいせん くぼませこぐも はなちけり) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 家の座敷に小さい蜘蛛がよく出没するのですが、殺すには忍びなく、そっと掌に包んで玄関先に逃がしてやります。
(さんいんの つうようぐちの つたあおし) 『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選 通院している産婦人科にて。