2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

真つ直ぐに時の日刻む砂時計

(まっすぐに ときのひきざむ すなどけい) 俳句界7月号応募句。兼題:「真」名和未知男先生 選 佳作雑詠、兼題、トーナメントで計7句投句。ビギナーズラックです。励みになります。

秋の風海の蒼さの戻りけり

(あきのかぜ うみのあおさの もどりけり)NHK俳句さく咲く!平成28年10月放送応募句 兼題:秋風 小島健先生 選 入選小島先生ありがとうございました。10月23日の放送で紹介していただきました。12月号テキストに掲載されるそう。選評をいただけるといいな。…

カンテラの灯り滲めり湿地茸汁

(かんてらの あかりにじめり しめじじる) 俳句ポスト365(第155回 2016年9月1日週の兼題:湿地茸)に投句し、並選にとっていただきました。計7句を投句。湿地茸も難しかった。やはり季語の本意を理解できていないのだと思う。湿地茸でも松茸でも変わらない…

つうとゆく朝の風なり赤とんぼ

(つうとゆく あさのかぜなり あかとんぼ)

船頭の竿より出づる秋の風

(せんどうの さおよりいづる あきのかぜ)伊吹嶺会 坪野洋子 先生 【添削句】船頭の棹の先より秋の風 「竿」は「棹」とする。提出時に「秋の風」を「川の風」と入力ミスし、無季の句を送ってしまった。

天高き雲間より鳥飛び出せり

(てんたかき くもまよりとり とびだせり)伊吹嶺会 坪野洋子 先生 【添削句】雲間より礫のごとき渡り鳥 「天高し」は「秋高し」の副季語で澄み渡った秋の空の広々とした感じを指す言葉。よって、原句の季語の「天高き」は不適切である可能性がある。添削句…

白露や笹の葉末に朝日照る

(しらつゆや ささのはずえに あさひてる)伊吹嶺会 坪野洋子 先生 【添削句】日を宿す笹の葉先の露の玉 白露に朝日が当たっている景を詠みたいのだから、上五で切ってしまうと句意が曖昧になってしまう。原句は朝日に主点があるが、添削句は露に焦点をあて…