2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
(よこたわるじんこつ やわらかいひがた) 角川俳句2019年8月号掲載句令和俳壇 雑詠 対馬康子先生選 推薦 まさかまさかの『推薦』です。しかも対馬先生!「過去全没の今井聖先生の選に入るのが当面の目標」と前回書きましたが、対馬先生も(地味句の)私にと…
(シャンパンを ひやすおんなら なつのかげ) 角川俳句2019年8月号掲載句令和俳壇 題詠「川」 夏井いつき先生選 秀逸 こちらもまさかまさかの夏井先生選の秀逸でした。角川俳句は今年から定期購読しているのですが、届くのは早くても発売日の午後、今号に至…
(みじかよや ほくおうせいの ちちのいす) 俳句界2019年4月号応募句目からウロコの!俳句添削教室長嶺千晶先生 選 合格句 久しぶりの、3回目の添削教室合格句です。嬉しい♪ 昨年、『デーンマーク・デザイン展 ヒュゲのかたち』で素敵な椅子たちを観て以来、…
(おぼろよの かいさつぐちを でればうみ) 俳句界2019年4月号応募句雑詠古賀雪江先生 選 佳作夏石番矢先生 選 佳作 一駅だけですが、地元のローカル線に海の見える駅があります。句友の鶏侍さんのお話では、神戸の塩谷駅が拙句のような駅だとか...。素敵で…
(いつもくる ぎょしょうのおんな はるセーター) 俳句界2019年4月号応募句雑詠櫂未知子先生 選 佳作 地元はほぼシャッター街ですが、先日商店街を歩いていたときに、魚売りの女性をみかけました。通りに魚をならべ、小さな折りたたみ椅子に腰掛けてうつむき…
(しゅんぶんの ふくらんでいる ちきゅうかな) 俳句界2019年4月号応募句雑詠茨木和生先生 選 佳作 『もしかしたら類想句があるかも?』と思いつつ作りましたが、自分では気に入っています。
(はなねむの いとでんわより つまのこえ) 俳句界2019年4月号応募句兼題:「声」岸本マチ子先生 選 佳作 今号は苦手な兼題が二句とも佳作選で嬉しい。奇しくも、どちらの句も中七~下五にかけて「より○の声」という措辞になりました。 合歓の花はこんな花で…
(きうきたる そらふかきより かみのこえ) 俳句界2019年4月号応募句兼題:「声」大高霧海先生 選 佳作 単純に季語のイメージから作句しました。 喜雨 晩夏の季語。夏の日照りが続いたあとの、待ちに待った雨である。人はもちろん、作物や植物にも喜びを与え…
(たまねぎや こうそうかいに のきのなし) NHK俳句 平成31年6月放送応募句兼題:玉葱長嶋有先生 選 佳作 長嶋有選は初めてです。最終回までご縁がないのではないかと思っていました。嬉しいです。 『玉葱』は難しかった(『玉葱』も、ですね)。類句に陥る…
(にじたちて あおぞらみがく しごとして)俳句新聞いつき組 19号 虹の座決定戦(2019年7月掲載分 )夏井いつき先生 選 秀逸 1年間だけ購読することにした『俳句新聞』。今回は秀逸でした。一歩前進が嬉しいです(^^)
(さがんなる じんじゃのもりへ のこりさぎ) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 句材を探しに市街地を流れる川沿いを散策。そこの船溜まりは小学生のときの写生大会のお約束の場所でした。課外授業は楽しかったけど船の絵を描くのは難しくて。散歩中実際に居たの…
(ふゆざれに こせんだんぐさ ひばなはず) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 近くの空き家に咲いていた小栴檀草の花後の痩果を詠んでみました。いわゆるひっつき虫です。当初「花火」を比喩として使っていたのですが、「火花」のほうが勢いがあってよいかなと作…
(はくちょうの むねへしおなぐ こくちのひ) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 自分の経験から詠んだ句ではなく、亡き同級生のことを思い出して...。鹽は塩の旧字体、繁体字。
(にこごりや ねつのこのめの うるみいて) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 結社誌に食の句を入れるのは楽しみのひとつです。拙句は食の季語「煮凝」との単純な取り合わせですが。「『煮凝や』と詠嘆してよかったのかな...」と投句後に考えてしまいましたが、…
(オリオンの わおんのような ほしのつぶ) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 可愛らしい句になったでしょうか♪ちなみに「和音のやうな」という比喩は以前に別の投句で使いましたが、そちらは没でした(涙)
(グラウンド いっぱいにしゅび あげひばり) 『蒼海』4号 堀本裕樹主宰 選 わが家の裏手にある小学校。土日は少年野球チームが校庭で練習をしています。そんなのどかな風景からの作句です。 4号は10句中6句掲載という成績でした。一歩後退です。採られなか…