春 天文

春雷や時動き出す沈没船

(しゅんらいや ときうごきだす ちんぼつせん) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 8号は10句中7句掲載でした。毎度毎度、6~7句をうろうろです(^^ゞでも今号は7号に掲載された『チェロ深く冬の宇宙の朗読会』の句に、蒼海会員の犬星星人さまと歌人の山田航さまか…

朧夜の改札口を出れば海

(おぼろよの かいさつぐちを でればうみ) 俳句界2019年4月号応募句雑詠古賀雪江先生 選 佳作夏石番矢先生 選 佳作 一駅だけですが、地元のローカル線に海の見える駅があります。句友の鶏侍さんのお話では、神戸の塩谷駅が拙句のような駅だとか...。素敵で…

マドレーヌしつとり焼けて春の雨

(マドレーヌ しっとりやけて はるのあめ) 俳句界2019年2月号応募句俳句トーナメント佐久間慧子先生 選 2回戦敗退堀本裕樹先生 選 佳作 久しぶりのトーナメント進出\(^o^)/でも相変わらずの2回戦敗退\(^o^)/今月も主宰の選をいただくことができ、幸せで…

しば犬を叱つて撫でて春夕焼

(しばいぬを しかってなでて はるゆやけ) 俳句界2018年5月号応募句雑詠鈴木しげを先生 選 佳作行方克巳先生 選 佳作 俳句ポストの兼題「金盞花」で選外だった句を作り替えました。5月は句会、結社誌などの投句と重なってしまい、単に句数を揃えただけで不…

春霖の門司の坂道妓楼跡

(しゅんりんの もじのさかみち ぎろうあと) 俳句界2018年2月号応募句雑詠田島和生先生 選 佳作去る2月に門司港で開催された東京マッハのライブ句会に行ったときのことを思い出し、作ってみました。春霖は春雨の傍題。数日間降り続く、しっとりとした趣きの…

数寄屋橋交差点より春の月

(すきやばし こうさてんより はるのつき) 俳句界2018年2月号応募句兼題:「橋」岸本マチ子先生 選 佳作高橋将夫先生 選 佳作 夜の数寄屋橋交差点はこんなところ。田舎モンが一句詠みました(笑)

春の雷面会謝絶解けし朝

(はるのらい めんかいしゃぜつ とけしあさ)俳句界2017年3月号応募句兼題:「面」田中 陽先生 選 佳作

春の星湖面の森は眠りをり

(はるのほし こめんのもりは ねむりおり)俳句界2017年3月号応募句兼題:「面」高橋将夫先生 選 佳作

珈琲に口つけしとき春の雷

(コーヒーに くちつけしとき はるのらい)俳句界2017年2月号応募句雑詠角川春樹先生 選 佳作「春の雷」という季語が好きなのです。なので選にとってもらえて嬉しいです。

校門のペンキあたらし春入日

(こうもんの ぺんきあたらし はるいりひ伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】校門のペンキあたらし朝桜 校門のペンキ塗り立て春の風(新入生もよいですね)出来ている句で、情景が浮かんできます。ただ、一句の姿として、新しいと入り日が合わないようにも思い…

春風や恋の曾根崎絵馬ゆらす

(しゅんぷうや こいのそねざき えまゆらす) * 旅行マガジンの写真をお借りしました