2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

山茶花の二輪うつむきあふてをり

(さざんかの にりん うつむきあうており)俳句界11月号応募句雑詠西池冬扇先生 選 佳作

煤払あくびこらへて真顔なり

(すすはらい あくびこらえて まがおなり)俳句界11月号応募句兼題:「顔」中西夕紀先生 選 佳作

土砂降りの雨音のごと山火爆ず

(どしゃぶりのあまおとのごとやまびはず)俳句ポスト365(第162回 2016年12月15日週の兼題:山焼)夏井いつき先生 選 並選同じ並選に似た句があり、「スコール」と表現されていました。「爆」の字を使った句は4句でした。計2句を投句。山火は山焼くの傍題。

裏道の猫の目細し冬ぬくし

(うらみちの ねこのめほそし ふゆぬくし)第10回いるか通信句会 堀本裕樹先生 選 佳作 「冬ぬくし」という季語の他にも、まだよい季語があるかもしれない。 「猫の目細し」はきっちりと描写できている。 「細し」、「ぬくし」と脚韻を踏むとよいかなと思い…

口笛を吹くふりをして黒マント

(くちぶえを ふくふりをして くろまんと)第10回いるか通信句会 堀本裕樹先生 どうして「口笛を吹くふり」をしたのか、その辺の心理が掴みきれない。 少し古色を帯びた風姿。 自分の中では 少しチャレンジした句。黒マントを着て、空口笛(っていうのかな、…

狩り終へてぐつと水飲む鷹の顔

(かりおえて ぐっとみずのむ たかのかお)俳句ポスト365(第161回 2016年12月1日週の兼題:鷹狩)夏井いつき先生 選 人選過去最多の14句を投句。やはり景を詠めているかどうかにつきます。反省。