2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

湯屋を出て北の夜空へ大嚏

(ゆやをでて きたのよぞらへ おおくしゃみ) 俳句界2018年11月号応募句目からウロコの!俳句添削教室長嶺千晶先生 選 合格句 俳句界への投句は2016年の7月末が最初でしたが、俳句添削教室は今回が初めての投句です。「せっかくの投句葉書がもったいない!」…

着ぶくれて鬼となりたる鬼ごつこ

(きぶくれて おにとなりたる おにごっこ) 俳句界2018年11月号応募句俳句トーナメント堀本裕樹先生 選 佳作 今月も堀本先生の選に入ってひたすら嬉しいです。(お情けで採ってもらえてるのかも...)

冬晴や鳥居くぐりて男坂

(ふゆばれや とりいくぐりて おとこざか) 俳句界2018年11月号応募句雑詠茨木和生先生 選 佳作今瀬剛一先生 選 佳作 去年の11月に東京で結社の句会&パーティに参加した際、日枝神社を参拝しました。そのときの句です。

牛の仔の心音強し山眠る

(うしのこの しんおんつよし やまねむる) 俳句界2018年11月号応募句兼題:「心」岸本マチ子先生 選 佳作名和未知男先生 選 佳作 毎号全没のことが多い俳句界の兼題ですが、久しぶりにとっていただきました。嬉しい。

初芝居醜女幸せさうにして

(はつしばい しこめ しあわせそうにして) NHK俳句 平成31年1月放送応募句 兼題:初芝居宇多喜代子先生 選 入選 今年度3回目のNHK俳句入選で驚きました。新年度も楽しんで頑張ります。 選者の講評を引用します。 美女が倖せで醜女は不幸だなんて、それはな…

薔薇を剪る人ゐて家庭裁判所

(ばらをきる ひといて かていさいばんしょ)第20回 NHK全国俳句大会第一次選考 入選 初めて応募しました。一次で拾ってくださった選者さんに心より感謝します!次はもう一段階上がれるよう頑張ります。 44,277句から第一選考通過9,045句。その上が特選、秀…

うらうらと鰐やはらかなたまごうむ

(うらうらと わにやわらかな たまごうむ)俳句ポスト365(第211回 2018年12月13日週の兼題:うらうら)夏井いつき先生 選 人選 うらうら。三春の季語 麗かの傍題。「春のうららの隅田川~♪」ですね。うらうらでは掲載されていない歳時記もあるかもしれませ…

立春や助役のスピーチに涙

(りっしゅんや じょやくのスピーチに なみだ)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2019.2.4(月)兼題:立春神野紗希さん選 立春で詠むときのポイントは、『昨日と変わらない風景も立春と聞いただけで輝き出す。言葉の力で日常が光り出す。(立春とは)そう…

アルマイトの蒸し器ほくほく天使祭

(アルマイトの むしきほくほく てんしさい) 俳句界2018年10月号応募句俳句トーナメント堀本裕樹先生 選 佳作 天使祭という季語には『守護の天使の記念日』という長い傍題もあります。10月2日。カトリックの記念日で、一人ひとりの天使を祝うのではなく、す…

北行きの貨物列車や花芒 

(きたゆきの かもつれっしゃや はなすすき)俳句界2018年10月号応募句雑詠今瀬剛一先生 選 佳作 昔こんな風景を見たことがあったかなぁと思いつつ。

船頭の棹ゆつたりと霧の中 

(せんどうの さおゆったりと きりのなか)俳句界2018年10月号応募句雑詠辻桃子先生 選 佳作能村研三先生 選 佳作 水郷柳川の川下りでどんこ舟に乗ったときのことを膨らませて(そんなに膨らんでいないか...)詠んでみました。この景を詠むのは二度目。

寒鮃しづかに今を濡れてをり

(かんびらめ しづかにいまを ぬれており)俳句ポスト365(第210回 2018年11月29日週の兼題:鮃)夏井いつき先生 選 人選 鮃の黒い背中をじっと見ながら(もちろんネットの画像)詠みました。自分でも気に入っている句ですが(「今を」のあたり)、拙句に素…

寒鮃捌くあはひの水の音

(かんびらめ さばくあわいの みずのおと)俳句ポスト365(第210回 2018年11月29日週の兼題:鮃)夏井いつき先生 選 人選 鮃を捌いている板前さんの手元を見ながら(もちろんネットの動画)詠みました。魚は食べるのは好きだけど詠むのは難しい。