枝の鳥跳ねて石火の百日紅

(えだのとり はねてせっかの さるすべり

『蒼海』14号 堀本裕樹主宰 選

百日紅の木の傍を通りかかったとき、私の気配に鳥が驚いて飛び立ち、枝が揺れ、百日紅の赤い花びらがばらばらと散ったところを詠みました。

14号の主宰推薦30句に選んでいただきました。