三冬

園丁に手渡すホットレモンかな

(えんていに てわたす ホットレモンかな) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 庭木の剪定に来てくださった方に休憩時間のお茶をお出ししたときのことを詠みました。午前中が珈琲だったので午後はホットレモンにしました。

冠脱ぎし女王の肩へ冬の蝶

(かんぬぎし じょおうのかたへ ふゆのちょう) 句具ネプリ-2022冬至- エリザベス女王の逝去を受けて。

恐竜が尾を振りてゆく大枯野

(きょうりゅうが おをふりてゆく おおかれの) ふらんす堂通信 175号花実集 兼題『枯野』 髙田正子先生 選 今号は5句中3句掲載でした。前号は締切を失念して欠詠(涙)はぁぁぁぁ。ブログをまとめて更新するときつい...。ありがたいことにしばらく仕事が忙…

戯れに父上と呼ぶ榾の宿

(たわむれに ちちうえとよぶ ほたのやど) 角川俳句2023年3月号掲載句令和俳壇 雑詠 小林貴子先生 佳作 たぶん、『鎌倉殿の13人』を観ていて、「父上」って作りたくなったんだろうな(^_^;掲載されなかったら、季語を変えて作り直そうと思っていた句でした。