夏木立少女の手話に鳥応ふ

(なつこだち しょうじょのしゅわに とりこたう)

『蒼海』18号 堀本裕樹主宰 選

初案では季語を「夏木蔭」としていました。句会で主宰より「木蔭にすると暗くて手話がよく見えないのでは?もっと遠景で詠んだ方がよい」とアドバイスをいただき、下五を含めて作り直した句です。
ちなみに、「夏木蔭」、「夏木」は「夏木立」の傍題なので同じ季語なのですが、少しずつ印象が異なりますね。