切り立ての西瓜のかをる風の先

(きりたての すいかのかおる かぜのさき)

NHK俳句さく咲く!平成30年8月放送応募句
兼題:西瓜
櫂未知子先生 選 佳作

複数句送ったのですが、『この句だったかぁ...』という感じです。
でもあの厳しい櫂先生が選んでくださった句。素直に自信を持ちたい。

ほんたうのひとりぼつちや稗ばたけ

(ほんとうの ひとりぼっちや ひえばたけ)
俳句ポスト365(第201回 2018年7月26日週の兼題:稗)
夏井いつき先生 選 人選

家のことであまり時間がなく、初めて俳句ポストへの投句をお休みしようかと思っていた時期でしたが、病院の待合室で空き時間に即興で作ったものを運よく採っていただきました。その分、嬉しさも一入です。
稗。ふだん食べないし目にしないし。小鳥も飼っていないし。難解な兼題でした。

銀色のナイフと梨とロレックス

(ぎんいろの ナイフとなしと ロレックス)
NHK松山放送局 ラジオまどんな 2018.9.3(月)
兼題:梨
神野紗希さん選

月初めの月曜日のラジオ句会ですが、今回は前回8月20日の放送から2週間というイレギュラーにもかかわらず、たくさんの投句があったそうです。私も複数句投句しました。梨好き。

梨で詠むときのポイントは、『秋は果物の季節なので、まさに林檎や葡萄やいろんな果物があるなかで梨でなければいけない、梨の魅力をどこまで引き出せるか』だそうです。

以下、放送中の講評の文字起こしです(黄色が神野さん、灰色がパーソナリティの岡田さん)

これもゴージャスな取り合わせですね。ロレックスの高い時計をして銀色のナイフでちょっとお洒落に梨を剥いている。こんな手元の人が梨を剥くのも素敵でお洒落だなと思いました。

清清檸檬さんも、『この2週間、兼題の季語と向き合うために、梨→無花果→桃→葡萄のローテーションで果物をいただくことを日課にしていました』と。

え~すばらしい。
『その成果があったかどうかは・・・』ということですけど。
ありました。まさかロレックスをして剥いていたわけでは・・・。
あ。どうですかねぇ。どうなんだろう(笑)
なんだかドラマのワンシーンをみているような句でした。

実は、これは、男性が上手に器用に梨を剥いている景でした。放送中、冒頭からいつも通り常連さんの句が次々読まれるし、優秀な句が多くて、今回は駄目かな...と思っておりました。詩情が足りないかな。特選句への道は遠いです。録音を聞き直して勉強します。言い訳をしないように頑張りたい。

 

鰯雲暮しの手帖買ふ日かな

(いわしぐも くらしのてちょう かうひかな)
俳句ポスト365(第200回 2018年7月12日週の兼題:鰯雲
夏井いつき先生 選 地選

初めての地選です。
2016年4月の兼題「蜜柑の花」からここまで56兼題。
この日は天・地選の発表直後、俳句仲間のツイッターのつぶやきで自分の入選を知りました。木曜日の人・並選は午前10時の発表直後にホームページを見に行くことはよくあるのですが、金曜日は「自分の入選はまずない」と端から期待していないものですから、この日もあとでゆっくり見るつもりでした。
「喜ぶ前に驚いた!」というのが正直な感想です。そして夏井先生の評をいただけたのが何よりの記念になりました。鰯雲は実景としてよく遭遇するので比較的与しやすい季語かと思いますが、懐が深く幅の広い季語であるため、句を量産できてもなにか視点の定まらず、私自身はなかなか苦労しました。
夏井先生の講評を引用します。

「暮らしの手帖」を愛読している人は、丁寧に清々しく生活している人のようなイメージがあります。「暮しの手帖買ふ日かな」という穏やかな詠嘆は、美しい「鰯雲」と響き合います。「鰯雲」の美しさ、当たり前の平凡な日々を喜ぶ心が、この句に満ちています。

夏井先生、ありがとうございました。清清檸檬だけに「清々しく」と入れてくださったのかな。他の方の入選句もぜひご鑑賞ください(こちらをクリック)。

鰯雲の間にひとつ星潤む

(いわしぐもの あはいにひとつ ほしうるむ)
俳句ポスト365(第200回 2018年7月12日週の兼題:鰯雲
夏井いつき先生 選 人選

夜中の2時か3時頃、ベランダに出たときの実景です。
夜の鰯雲もいいかなと思いまして。

黄金の月よ滅びのジパングよ

(おうごんのつきよ ほろびのジパングよ)
一句一遊 兼題:ジ
夏井いつき先生 選 2018.8.12 水曜日放送

このあと、一句一遊への投句をお休みしております。
でも早く復帰したい。

しば犬を叱つて撫でて春夕焼

(しばいぬを しかってなでて はるゆやけ)

俳句界2018年5月号応募句
雑詠
鈴木しげを先生 選 佳作
行方克巳先生 選 佳作

俳句ポストの兼題「金盞花」で選外だった句を作り替えました。
5月は句会、結社誌などの投句と重なってしまい、単に句数を揃えただけで不出来な月でした。
しっかりと詠み込まなければ...と反省です。

春夕焼 単に夕焼といえば夏の季語であるが、四季それぞれに夕焼は見られる。春の夕焼は人を包むような柔らかさを感じさせる(角川書店編 俳句歳時記 春)。