2016-01-01から1年間の記事一覧
(さみだれの やみまにとおく ねこのこえ)
(はくめいの にわにのこれる はなびのか) 『夜は明けて庭に残れる花火の香』のほうが柔らかいかしら。
(じょしかいの わだいさらうや くずさくら) 写真はフリー素材をお借りしました。
(あおたなみ こーりんえんぴつ みつけたり)
(しはつまつ くうきのしめり つきみそう)俳句ポスト365(第149回 2016年6月9日週の兼題:月見草)に投句し、人選にとっていただきました。初めての人選です。(人選の真ん中、100番目あたり)☆没句(落選句)月見草幽玄のとき流れをり月見草ひるまの熱を冷…
(くるぶしの はじらうような はつゆかた)
(ばんけんの おしだまりいる じょくしょかな)いつも通る道でいつも吠えやがる白い犬。今日はじっとこちらを見てるだけ。カメラを向けると吠えそうなのでやめました。
(たれかれの ためいきひろう なつまひる) 昼前、スーパーへと向かう道すがら、塀越しに大きなというか見事なため息が聞こえてドキッとしたのです。夏真昼は炎昼、夏の昼の傍題。
(たちあおい まったきまさお なるそらへ) 原句は「真青なる空の迫りて立葵」 どちらも類想類句かな。 写真は木槿。
(ひおおいを つかまんとする つるいっぽん) 散歩途中にみかけた、剪定されたばかりの垣根から一本にょきっと顔を出していた草の蔓が面白くて...。
(よきものに あさのきりさめ なつあざみ)正木ゆう子さんの「よきものに猫の溜息雪催」に倣ってずっと作ってみたくて朝散歩で思いついた句。霧雨と夏薊の関連性が薄いか。実景なんだけど。 【追記】薊と雨は相性がよいそうです。歳時記の夏薊の例句を読んで…
(あさかぜの はやしこだちへ せみしぐれ) 今朝の朝散歩。
(らいていに たいじゅのしんの ふるいけり)
(むぞうさに たばねししょかの うなじかな)
(あらたなる きずなむすぶや さんぽうちょう) 初めて作った挨拶句(折句)です。
(にじたちて はまへかけだす こむらかな)
(ためいきの わけをしりたし ひやしむぎ) 俳句ポスト365(第148回 2016年5月26日週の兼題:冷麦)に投句し、並選にとっていただきました。 ☆没句(落選句)冷麦をもみ洗う手にしみありて
(かきいろの くものあたりや とりわたる)
(みおくりの かさぶらんかと くろいかさ) 写真はフリー素材をお借りしました。
(たびびとを しらゆりのかが つつみおり) 写真はフリー素材をお借りしました(著作者*madalena-pestana*さん)
(ながさるる くものひくきや はんげしょう) この時期から南風が吹くようになるらしく、時候の半夏生で作句したつもりですが、季語の本意を自分でもよくわかっていないことがよくわかります。来年に持ち越します。
(かどすずみ こえするほうに アガパンサス) 久しぶりの好天。風に揺れるアガパンサスに「こっち見て!」と声をかけられた気がしました。
(あさやけに いくるとしぬる からすあり) 早朝散歩中、車の往来が途絶えた交差点でバサバサッと音がするので振り返ると、烏が雀に襲いかかり、そのまま咥えていきました。そして散歩道を進むと、道路の脇に一羽の烏の亡骸がありました。生と死の連鎖を感じ…
(ごきぶりと せなかあわせの ゆうげかな) 俳句ポスト365(2016年5月12日週の兼題:ごきぶり)に投句し、並選にとっていただきました。 ☆没句(落選句)あっさりとごきぶりたちに円居されごきぶりは最期の夢を見たりけり
(かきくもる げしのいっこく うらもとむ) 晴明神社さんのツイートより 本日は、二十四節気の一つ「夏至」。一年で最も昼が長い日。御祭神安倍晴明公秘伝 平成二十八丙申年本暦に「此の日雷ある夏は三伏涼しと云う。」とある。つまり夏至に雷が鳴ると、夏が…
(ゆうだちの びくうくすぐる れいきかな) 写真はフリー素材をお借りしました。
(ばばろあの ゆれつづきをり おうとうき) 写真はフリー素材をお借りしました。
(くものいの いよよみつなる とうこうせん)
(たましいの じょうかするごと とんぼうまる) 俳句ポスト365(2016年4月28日週の兼題:蜻蛉生る)に投句し、並選にとっていただきました。 ☆没句(落選句)邂逅を待ち居たる吾は蜻蛉の子とんぼの子生まれあひぬる二人かな 写真はフリー素材をお借りしまし…
(あおばあめ にわにあさのか うつしをり)