鍋蓋のかたかた鳴つて冬の蠅

(なべぶたの かたかたなって ふゆのちょう)

俳句界12月号応募句
雑詠
角川春樹先生 選 佳作
辻桃子先生 選 佳作

辻先生にとっていただけるとうれしい。

子規庵の表戸くぐる冬の蝶

(しきあんの おもてどくぐる ふゆのちょう)

俳句界12月号応募句
雑詠
佐藤麻績先生 選 佳作

去年の11月に根岸の子規庵を訪れました。
「表戸くくる」で投句したのですが、「くぐる」に訂正されました。
Super 日本語大辞典の古語辞典では「くくる(潜る)」、のちに「くぐる」となっていたのでした。

寒梅や夫の御守選びをり

(かんばいや つまのおまもり えらびおり)

俳句界12月号応募句
雑詠
原和子先生 選 佳作

泣きやまぬ児の手ひきひき雪達磨

(なきやまぬ このてひきひき ゆきだるま)

第11回いるか通信句会

 堀本裕樹先生 選 佳作

手をひきながら雪達磨のほうにむかっているのでしょうか。雪達磨がやさしくあやしてくれそうですね。

今回で休会となりました。
最後を「特選」「秀逸」で飾れなかったのが残念でした。
でも、添削がたくさん入る方が嬉しいし、当然勉強になるので、
これでよしとします。

臘梅の黄の満つ空の碧広し

(ろうばいの きのみつそらの あおひろし)

第11回いるか通信句会

 堀本裕樹先生

この句も意味はわかるが、説明的。臘梅は黄色なのだから、「黄」は省略できる。ただし、それをわざと出していかす方法ももちろんある。
    参考句:大空へ臘梅の黄の満ちてをり
    「空の碧広し」は「大空」とコンパクトに表現した。

自分では黄と碧を対比させたつもりでしたが、空振りだったようです。

星なき夜シュッと燐寸の音の冴ゆ

(ほしなきよ シュッとまっちの おとのさゆ)

第11回いるか通信句会

 堀本裕樹先生

よくわかる内容だが、ちょっと説明的。もう一味欲しいところ。「シュッと」という擬音は省略して読み手に想像させる。
参考句:燐寸擦る音冴えにけり星なき夜

擬音に挑戦しましたが、空振り。

蕨狩土の匂ひへつんのめり

(わらびがり つちのにおいへ つんのめり)

俳句ポスト365(第164回 2017年1月26日週の兼題:蕨狩)
夏井いつき先生 選 人選

計7句を投句。
そういえば、蕨狩へは行ったことがない。
たとえ想像のみでも、発想豊かにしっかりと句を作れるようになりたい。