父の背を起こし窓辺の飛花落花

(ちちのせを おこしまどべの ひからっか)

『蒼海』21号 堀本裕樹主宰 選

初案は<背を起こし病窓の飛花落花かな>でしたが、句会に出した際、「自分で背を起こしたのか人に起こしてもらったのかが曖昧」と主宰からご指摘をいただき、再考した句です。
なので結社誌に掲載され、嬉しかったです。
季語は「飛花」。桜の花が散り落ちることです。