海を見に二駅ほどの初旅よ

(うみをみに ふたえきほどの はつたびよ)
NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2020.1.6(月)
兼題:初○○(新年の季語)
神野紗希さん選

作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、「新年の季語には、さまざまな初○○があります。初日の出や初詣といったザ・お正月の季語もあれば、初笑や初泣や初電話、初鴉や初雀など、日常の出来事が新年にはことさらあらたまって感じられるという季語も。新年の季語の中から、自由に初○○を探して、詠んでみてください。一緒に、新年を迎えた感慨を分かち合いましょう」でした。

以下、いただいた選評の文字起こしです。

(紗希先生)いいですね。初旅といってもこの二駅だけ乗った海を見にゆく、私のこの一人の旅も、ま、一人かわかんないけどね、この小さな旅も初旅と呼びたいなという句です。
(岡田さん)これもいいですねぇ。 

今年一回目のまどんな句会はお休みするつもりでしたが、「即吟で投稿したら?」と鶏侍さんと瑠璃甫さんに誘われ、やはり参加したくなって放送30分前に投句しました。放送終了直前におまけ的に読んでもらえました(喜)

即吟で少し作りは乱暴でしたが(汗)、堀本裕樹さん(所属結社の師です)の句と自分の体験を足して二で割ったような句となりました。

 海鳥を見にゆくだけの四日かな 堀本裕樹