(あめのひの ふりーじあのか きわだてり)
伊吹嶺会 矢野孝子 先生
【添削句】雨の日のフリージアの香部屋に満つ("雨の日"がやや説明的)
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部屋に濃きフリージアの香や雨もよひ(<の>が二つと中八が気になる?)
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雨もよひ出窓に香るフリージア
フリージアは、本当に良い香がしますね。作者の気持ちは伝わります。
ただ、この句からは、何処にある花かイメージしづらい。庭?部屋の花瓶?
それとも、軒下の植木鉢?
揚雲雀上へ上へと雲ひらく
(あげひばり うえへうえへと くもひらく)
俳句ポスト365(第166回 2017年2月23日週の兼題:雲)
夏井いつき先生 選 並選
季語以外の語が兼題。計7句を投句。
自選句は選ばれず。難しい。
雪かとも銀鱗かとも渡り漁夫
(ゆきかとも ぎんりんかとも わたりぎょふ)
俳句ポスト365(第165回 2017年2月9日週の兼題:渡り漁夫)
夏井いつき先生 選 並選
計6句を投句。
人・並選のアップ直後だったようで、最初、自分の名前を見つけられず、『あ~。ついに選から漏れたな...』と思ったのですが、その数分後、なぜか並選にありました。初めて投句した「145回 蜜柑の花」からの、人・並選連続記録がついに途切れた瞬間だと思いました。特に今回の兼題は自信がなく、諦めていましたので・・・。
鍋蓋のかたかた鳴つて冬の蠅
(なべぶたの かたかたなって ふゆのちょう)
俳句界12月号応募句
雑詠
角川春樹先生 選 佳作
辻桃子先生 選 佳作
辻先生にとっていただけるとうれしい。
子規庵の表戸くぐる冬の蝶
(しきあんの おもてどくぐる ふゆのちょう)
俳句界12月号応募句
雑詠
佐藤麻績先生 選 佳作
去年の11月に根岸の子規庵を訪れました。
「表戸くくる」で投句したのですが、「くぐる」に訂正されました。
Super 日本語大辞典の古語辞典では「くくる(潜る)」、のちに「くぐる」となっていたのでした。
寒梅や夫の御守選びをり
(かんばいや つまのおまもり えらびおり)
俳句界12月号応募句
雑詠
原和子先生 選 佳作
泣きやまぬ児の手ひきひき雪達磨
(なきやまぬ このてひきひき ゆきだるま)
第11回いるか通信句会
堀本裕樹先生 選 佳作
手をひきながら雪達磨のほうにむかっているのでしょうか。雪達磨がやさしくあやしてくれそうですね。
今回で休会となりました。
最後を「特選」「秀逸」で飾れなかったのが残念でした。
でも、添削がたくさん入る方が嬉しいし、当然勉強になるので、
これでよしとします。