鳥渡る

鳥渡る岬に小さき鉄工所 

(とりわたる みさきにちさき てっこうしょ) 『蒼海』15号 堀本裕樹主宰 選 結社誌15号の推薦三十句に入れていただき、主宰の選後評もいただきました(嬉)

潮風に褪せし看板鳥渡る

(あきかぜに あせしかんばん とりわたる) 『蒼海』11号 堀本裕樹主宰 選 このころにちょうど大きな台風が来て、海からの塩害で庭木の枯れたお宅が多く、そんなところから発想を膨らませました。

柿色の雲のあたりや鳥渡る

(かきいろの くものあたりや とりわたる)