一杯の水飲み干して翌は秋

(いっぱいの みずのみほして あすはあき)

俳句界2019年7月号応募句
ここを直せば入選
有馬朗人先生

2回目の「ここを直せば入選」でした。

 一杯の水飲み干して明日は秋(添削句)

「翌は」を「明日は」に直していただきました。拙句への直接のコメントはなく、書き間違い、書き忘れ等の表記ミスとして掲載されたようです。
「翌は秋(あすはあき)」は「水無月尽」という季語の傍題で、晩夏の季語です。この日で夏は終わり、明日から秋という意味です。「翌来る(あすくる)秋」という傍題もあるようでした。講談社新日本大歳時記<夏>で見つけて「これだ!」と思い、飛びついて使ってしまったのですが、「明日は秋」のほうが誰にでも読めてわかりやすいということなのかもしれません。