新しうなりし母の眸秋の星

(あたらしうなりし ははのめ あきのほし)

『蒼海』2号 堀本裕樹主宰 選。

今夏、体調を崩すことの多かった母ですが、
予定していた白内障の手術も無事受けられました。

結社誌2号は10句中7句掲載という成績でした。大満足です。
ただ、「秋の星」という季語は、講談社『新日本大歳時記』の解説に
次のように書かれており、投句後に気付いて慌てました。
私の句はどうでしょうか。季語選びは難しいです(∋_∈)

「天の川」や「星月夜」の季題があって、単に「秋の星」と用いる場合、情緒に欠けることはいなめない。そうした情緒を否定するような場合に「秋の星」は季題として活用されるかもしれない。

【例句】
 今宵よりいくさなし空は秋の星  村山古郷
 ペガススは命終のわが恥骨なり  佐藤鬼房

 秋の星の傍題  秋北斗 白鳥座 ペガスス