(しまみかん みみのなかまで すっぱさが)
俳句界2017年12月号応募句
兼題:「中」
高橋将夫先生 選 佳作
名和未知男先生 選 佳作
(しまみかん みみのなかまで すっぱさが)
俳句界2017年12月号応募句
兼題:「中」
高橋将夫先生 選 佳作
名和未知男先生 選 佳作
(たおられて ぜんまいきゅうと なきいたり)
俳句ポスト365(第188回 2018年1月25日週の兼題:薇)
夏井いつき先生 選 人選
このごろ安定の人選。なんて言ってると全没の闇に落ちそうです。
しかし、12句投句して1句のみ人選という効率の悪さよ...。
前回の「しゃぼん玉」で採っていただいた句と今回の句から考えると、俳ポではこういう、少し不思議系(?)の句を期待されているのかもしれません。
その人の上達度にあわせて選句してくださっているようなことを前におっしゃっていたかも。
(しゃぼんだま パリのこみちで うまれたの)
俳句ポスト365(第187回 2018年1月11日週の兼題:しゃぼん玉)
夏井いつき先生 選 人選
一見与しやすそうで、実際作句してみると難しい兼題でした。
池田 澄子さんの代表句『じゃんけんで負けて螢に生まれたの』に少し似ていますか。
(びんせんを ゆっくりひらき かんたまご)
俳句界2017年11月号応募句
雑詠
櫂未知子先生 選 特選
今瀬剛一先生 選 佳作
角川春樹先生 選 佳作
俳句界で初めての特選に!ありがとうございました。
選評を引用します。
「寒卵」は何かと取り合わせるのが難しい季語である。しかし、この句は届いた手紙を「ゆつくり開」くことで、新しき出来事を迎える心持を描くのに成功した。気負わぬ美しさのある作品である。
寒卵は冬の季語。鶏卵は完全食品に近く、特に寒中のものは栄養豊富で、生で食べるのが良いとされる。昔は珍重された。
今の時代、冬の卵に滋養があるなんて特別思わないのであまりピンとこないところも正直あったのですが、いつか使ってみたい季語のひとつでした。
(まばたきも せずにちちのむ ひなたぼこ)
俳句界2017年11月号応募句
兼題:「瞬」
岸本マチ子先生 選 佳作
高橋将夫先生 選 佳作