空気まであをあをとして夏料理

(くうきまで あおあおとして なつりょうり)

NHK俳句 平成30年6月放送応募句

兼題:夏料理
星野高士先生 選 特選・一席

NHK俳句から入選九句に入ったとお電話をいただいたのが5月21日です。携帯電話に留守電が入っておりました。2016年秋の俳句さく咲く!以来の特選入選です。2018.8月号のテキストに掲載されている選者の講評を引用させていただきます。

この季題は何と言っても美味しさが伝わらないといけません。夏料理も堪能されていますが、その回りの空気までを詠まれて実に味が濃くなりました。発想の飛躍と共に広いところまでの写生が成功しています。

放送中も「大胆な句」とおっしゃってくださいました。自分でもぎりぎりまで句材の情報を削ってシンプルに仕上げた句でしたので、お褒めの言葉と受け止めております。
『突出して美しく、余韻の残る句だった』と評してくださったブログも見かけました。とても光栄でした。そして誰かへの賛辞は、こんなふうに丁寧な美しい言葉で送るようにしたいと自戒の念も込めて感じています。
一席にも選ばれ、一生に一度の幸運です。