2018-10-01から1日間の記事一覧

天窓の小さき空より星涼し

(てんまどの ちさきそらより ほしすずし) 俳句界2018年6月号応募句雑詠稲畑廣太郎先生 選 秀逸能村研三先生 選 佳作 今号は7句中4句掲載。うち一句が秀逸。自分でもあまり出来の良くない投句内容だったと思うので上出来です。秀逸選では中七が『小さき窓よ…

新宿の夏の夕べの酒場かな

(しんじゅくの なつのゆうべの さかばかな) 俳句界2018年6月号応募句雑詠大串 章先生 選 佳作田島和生先生 選 佳作 5月下旬に仕事のイベントと句会で東京に行った際、夕方から新宿に繰り出したときのことを詠みました。新宿三丁目『池林房』

梅雨晴の砂場にできる山いくつ

(つゆばれの すなばにできる やまいくつ) 俳句界2018年6月号応募句兼題:「砂」高橋将夫先生 選 佳作 NHK俳句で岸本尚毅先生が下五を「〇〇いくつ」に添削されたのを見て以来、いつか自分も使ってみようと思っていたのでした。 梅雨晴は五月晴、梅雨晴間と…

さらさらと髪梳く指やソーダ水

(さらさらと かみすくゆびや ソーダすい)俳句界2018年6月号応募句俳句トーナメント石井いさお先生 選 佳作堀本裕樹先生 選 佳作 季語が若干即き過ぎかな...と思いながらもそれ以上思いつきませんでした(汗)選に入ったのでOKでしょうか? サザンの「栞のテ…

蛇口より百滴目落ち無月なり

(じゃぐちより ひゃってきめおち むげつなり)俳句ポスト365(第202回 2018年8月9日の兼題:無月)夏井いつき先生 選 人選 無月とは、単にあいにくの曇り空で月が見えないことではなく、旧暦八月十五日の夜の月が見えないことです。今年の中秋の名月(9月24…