夏 時候

たれかれのため息拾ふ夏まひる

(たれかれの ためいきひろう なつまひる) 昼前、スーパーへと向かう道すがら、塀越しに大きなというか見事なため息が聞こえてドキッとしたのです。夏真昼は炎昼、夏の昼の傍題。

無造作に束ねし初夏のうなじかな

(むぞうさに たばねししょかの うなじかな)

流さるる雲の低きや半夏生

(ながさるる くものひくきや はんげしょう) この時期から南風が吹くようになるらしく、時候の半夏生で作句したつもりですが、季語の本意を自分でもよくわかっていないことがよくわかります。来年に持ち越します。

掻き曇る夏至の一刻占もとむ

(かきくもる げしのいっこく うらもとむ) 晴明神社さんのツイートより 本日は、二十四節気の一つ「夏至」。一年で最も昼が長い日。御祭神安倍晴明公秘伝 平成二十八丙申年本暦に「此の日雷ある夏は三伏涼しと云う。」とある。つまり夏至に雷が鳴ると、夏が…