鰯雲暮しの手帖買ふ日かな

(いわしぐも くらしのてちょう かうひかな)
俳句ポスト365(第200回 2018年7月12日週の兼題:鰯雲
夏井いつき先生 選 地選

初めての地選です。
2016年4月の兼題「蜜柑の花」からここまで56兼題。
この日は天・地選の発表直後、俳句仲間のツイッターのつぶやきで自分の入選を知りました。木曜日の人・並選は午前10時の発表直後にホームページを見に行くことはよくあるのですが、金曜日は「自分の入選はまずない」と端から期待していないものですから、この日もあとでゆっくり見るつもりでした。
「喜ぶ前に驚いた!」というのが正直な感想です。そして夏井先生の評をいただけたのが何よりの記念になりました。鰯雲は実景としてよく遭遇するので比較的与しやすい季語かと思いますが、懐が深く幅の広い季語であるため、句を量産できてもなにか視点の定まらず、私自身はなかなか苦労しました。
夏井先生の講評を引用します。

「暮らしの手帖」を愛読している人は、丁寧に清々しく生活している人のようなイメージがあります。「暮しの手帖買ふ日かな」という穏やかな詠嘆は、美しい「鰯雲」と響き合います。「鰯雲」の美しさ、当たり前の平凡な日々を喜ぶ心が、この句に満ちています。

夏井先生、ありがとうございました。清清檸檬だけに「清々しく」と入れてくださったのかな。他の方の入選句もぜひご鑑賞ください(こちらをクリック)。