夏 植物

荒原たる鉱山の跡百合幾千

(こうげんたる こうざんのあと ゆりいくせん)一句一遊 兼題:原夏井いつき先生 選 2018.6.27 水曜日放送 荒れる原っぱと書いて荒原たるですね。堂々とした句です。

まだ青き苺はみづの匂ひして

(まだあおき いちごはみずの においして) NHK俳句さく咲く!平成30年5月放送応募句兼題:苺櫂未知子先生 選 佳作 選ばれるならこの句か別の一句かなと思っていました。自分でも気に入っている句なので嬉しいです。この月のテキストは二句佳作入選✨ そして…

余花はらりハートの切手貼りました

(よかはらり ハートのきって はりました) 一句一遊 兼題:余花夏井いつき先生 選 2018.5.8(火) 初めての一句一遊への投句。火曜日に読まれたようです。ようです、というのは、一句一遊は南海放送にて放送されているラジオ番組なのです。エリア外のため、…

あぢさゐの揺るるや猫の朝帰り

(あじさいの ゆるるや ねこのあさがえり) 俳句界2017年6月号応募句俳句トーナメント堀本裕樹先生 選 1回戦負け これまで佳作どまりでしたが、初めてトーナメントに残りました!総評では、「紫陽花に触れて帰ってくる猫の恋模様」と書いてくださいました。 …

新樹の風一角獣の現はるる

(しんじゅのかぜ いっかくじゅうの あらわるる) 俳句界2017年5月号応募句兼題:「角」名和未知男先生 選 佳作 この月は雑詠3句全没といふ...(´ཀ`)

闘牛場ムレータの赤薔薇の赤

(とうぎゅうじょう ムレータのあか ばらのあか)俳句界2017年4月号応募句兼題:「牛」大高霧海先生 選 佳作

休日の目覚めの苺サンドかな

(きゅうじつの めざめのいちご サンドかな)堀本裕樹先生 第78回いるか句会 兼題:苺 平成29年5月20日(土)開催 於:NATULUCK四ツ谷 3F 0点

若葉風聞きをり今朝の坐禅会

(わかばかぜ ききおり けさのざぜんかい)堀本裕樹先生 第78回いるか句会 兼題:自由題 平成29年5月20日(土)開催 於:NATULUCK四ツ谷 3F 1点

青芝や野球部員は寄せ集め

(あおしばや やきゅうぶいんは よせあつめ)俳句ポスト365(第169回 2017年4月6日週の兼題:青芝)夏井いつき先生 選 人選計4句を投句。

始発待つ空気の湿り月見草

(しはつまつ くうきのしめり つきみそう)俳句ポスト365(第149回 2016年6月9日週の兼題:月見草)に投句し、人選にとっていただきました。初めての人選です。(人選の真ん中、100番目あたり)☆没句(落選句)月見草幽玄のとき流れをり月見草ひるまの熱を冷…

立葵まつたき真青なる空へ

(たちあおい まったきまさお なるそらへ) 原句は「真青なる空の迫りて立葵」 どちらも類想類句かな。 写真は木槿。

よきものに朝の霧雨夏薊

(よきものに あさのきりさめ なつあざみ)正木ゆう子さんの「よきものに猫の溜息雪催」に倣ってずっと作ってみたくて朝散歩で思いついた句。霧雨と夏薊の関連性が薄いか。実景なんだけど。 【追記】薊と雨は相性がよいそうです。歳時記の夏薊の例句を読んで…

見送りのカサブランカと黒い傘

(みおくりの かさぶらんかと くろいかさ) 写真はフリー素材をお借りしました。

旅人を白百合の香が包みをり

(たびびとを しらゆりのかが つつみおり) 写真はフリー素材をお借りしました(著作者*madalena-pestana*さん)

青葉雨にわに朝の香うつしをり

(あおばあめ にわにあさのか うつしをり)

オルガンに面影恋ふや花みかん

(おるがんに おもかげこうや はなみかん) 俳句ポスト365(2016年4月14日週の兼題:蜜柑の花)に初投句。並選にとっていただきました。 ☆没句(落選句)花嫁のにほひたつごと花蜜柑 「ごと」は花蜜柑という名詞にかかるので「ごとき」が正しいのでしょうか。…

君皐月蕾の大人しやかなり

(きみさつき つぼみの おとなしやかなり) 一週間前に通りかかったとき、今にも咲き出しそうな蕾だったサツキ。少し大人びた中学生とすれ違った朝のことです。たぶん駄句。だけど残しておきます。