かたくなに木戸の傾ぐや寒日和

(かたくなに きどのかしぐや かんびより)

『蒼海』24号 堀本裕樹主宰 選

実景はお風呂場の建て付けの悪い網戸でしたが、網戸は夏の季語なので、木戸で冬の設定にしました。
寒日和は寒晴の傍題。寒晴は冬晴よりも身が引き締まるような、より厳しく鋭い語感があるとのこと(角川俳句大歳時記 冬より)。