夕日ごとすくひあげたる金魚かな

(ゆうひごと すくいあげたる きんぎょかな)

NHKラジオ 文芸選評 令和2年5月23日放送応募句

兼題:金魚
野口る理さん 選

今年度から内容ががらりと変わり、俳句と短歌が毎週交互に放送されるようになりました。俳句は月2回、週ごとに選者が変わります。
文芸選評のHPから直接投句できるようになり、放送中はTwitterハッシュタグをつけてつぶやいたりなどもできます。以前より(よい意味で)カジュアルな感じです。

個人的には前年度までのスタイルのほうが好みですが、好きな&挑戦してみたい俳人さんや兼題のときにはぜひ投句したいなと思います。

以下、放送中にる理さんからいただいた選評です。1句のみ投句しました。

遠景の夕日も一緒にすくうというような、水に映った夕日をすくい上げているんでしょうね。その色合い、金魚も夕日の色のようなのですが、それを夕日ごとすくいあげたるというすごくダイナミックな感じがして、大きい句だなと思っていただきました。

この句は作ってはみたものの、「ちょっと単純すぎるかな」としばらく置いていた句でした。シンプルさがダイナミックさにつながったのなら嬉しいです。

野口る理さんには去年、東京の「まのあたり句会」に参加したときに並選をいただいたのです!
そのときの記事はこちら→

また近々、る理さん選の投句の機会があったらいいな♪