美術展窓いつぱいの木の芽晴 

(びじゅつてん まどいっぱいの このめばれ)

俳句界2019年3月号応募句
兼題:「美」
岸本マチ子先生 選 佳作
名和未知男先生 選 佳作

珍しくわたくしが兼題で複数の選者の選に入るとは!感激です。

木の芽晴 さまざまな木が芽吹く頃のこと。微妙な遅速はありながらも、いっせいに木々の芽吹くこの頃は、一年中でいちばん自然の生命力を感じるとき。木の芽の形も色とりどりで、その頃の雑木山は、秋の紅葉とはまた違った美しさである(講談社 新日本大歳時記「春」より)。

そのときは桜の季節でしたが、以前に美術館に行ったときの窓の風景から発想を拡げて詠んでみました。窓も一枚の大きな絵画のようです。

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