踝のたしかに蛇とすれ違ふ

(くるぶしの たしかにへびと すれちがう)

NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2018.8.20(月)
兼題:蛇
神野紗希さん選

今回は、ことしの俳句甲子園(去る8月19日開催)の兼題にもなっていた、「草笛」、「蛇」、「胡瓜」、「滴り」からの俳句募集でした。このうち、「蛇」と「胡瓜」に投句し、蛇の句を番組内で読み上げていただきました。
神野さん曰く、『蛇は怖い物というイメージもあるし、神の使いとして畏怖の対象にもなる生き物なので、その恐怖とか畏怖をどのように具体的に表現するかがポイントです』だそうです。

以下、放送中にいただいた選評の文字起こしです(黄色が神野さん、灰色がパーソナリティの岡田さん)

これもねぇ、ま、もちろん直接当たったとまでは言わないですけど、なんとなく歩いているところにサーッと過ぎていった感じがした。踝という、あの足の一部をいうことで、そこがすれ違う。私が蛇とすれ違うのではなくて、踝といったことで、蛇の這う低さとか、肉体感覚として蛇を感じたところとかがリアルにみえてくる一句でしたね。

清清檸檬さん、蛇苦手ということで、『蛇の句だけは一生詠むまいと決めていましたが...』ということですが、今回挑戦してくださいました。ありがとうございます(二人笑)

俳句は苦手を克服させてくれるかもしれない。

あ~ほんとですね(笑)

 お盆で投句数が少なかったかな(笑)今月も読んでもらえて嬉しいです。