老い猫のしつぽを立てり虹立てり

(おいねこの しっぽをたてり にじたてり)

NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2018.7.2(月)
兼題:虹
神野紗希さん選

投句したものの、この日は大阪で夕方までセミナーに参加し、ラジオを聴けないだろうと諦めていました。でも帰りの新幹線の中で放送を聴くことができました。山陽新幹線は西に進むほどトンネルが多く受信状況が悪くなるのですが、ちょうど発車時刻に番組が始まり、ビールを飲みながら車内でまったりとした時間を過ごしました。

先月に続き番組内で読み上げていただき、こんな選評をいただきました。慌てて簡単なメモを取っただけなので要約です。音楽明けにもパーソナリティーの岡田さんと拙句について語っていただき、光栄の限りでした。

これは図形的に面白い句ですね。まっすぐにピンとたった猫のしっぽと弓なりの虹(虹のアーチ)との対比。こういう形からも句は作れるのですね。虹の形状、色・・・。作者が何を引き立たせるかでいろいろな句を詠むことができます。

先月の俳句ポストに出した句を作り替えたものでした。
没句供養になりました。