炭爆ぜて酪農学部の夜空かな

(すみはぜて らくのうがくぶの よぞらかな)

俳句ポスト365(第183回 2017年11月2日週の兼題:炭)
夏井いつき先生 選 人選

計8句投句。
一句でも採ってもらえるならこの句かな...と思っていました。

「炭」という季語は歳時記によって項目立てが異なり、先生の見解は次のようなものでした。

季語「炭」とは、焼きあがってから火を熾されるまでの間の状態(熱のない状態。炭をつぐまで)」を指すのが基本。つまり、火を熾すことのできる「炭」という黒い物体です。それが赤い火となれば、「炭火」という季語に変化するということなのでしょう。
大判の歳時記と小さな季寄せでは、季語の扱いが微妙に違いますので、今回の選は「炭」「炭火」を許容しつつ、進めていこうと考えています。