春 行事

風はらむシーツ憲法記念の日

(かぜはらむシーツ けんぽうきねんのひ) 角川俳句2023年9月号掲載句令和俳壇 雑詠 星野高士先生 佳作 櫂未知子先生 佳作 巨船まだ白し憲法記念の日 櫂未知子櫂先生の句の、白いものとの取り合わせに惹かれ、句のリズムも参考にして作った句です。

白鍵の淡く黄ばみて雛祭

(はっけんの あわくきばみて ひなまつり) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 母が結婚して父に買ってもらったオルガンがまだ我が家にあるのですが、音の出ない鍵盤があります。私としてはもう処分したいのですが、母の決心がつきません。

涅槃会の浅き傷ある果実かな

(ねはんえの あさききずある かじつかな) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 結社有志の句会に投句した句です。先生に句会等でみていただく前の句をいきなり結社誌に投句するのは「没る」可能性が高いので心配でしたが、採ってもらえて嬉しさもひとしおです。

反戦の署名せしあと雛の雨

(はんせんの しょめいせしあと ひなのあめ) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 自分では気に入っている句。

ちやうだいがまだ言へなくて雛あられ

(ちょうだいが まだいえなくて ひなあられ) NHKラジオ 文芸選評 平成31年3月放送応募句 兼題:雛あられ西村和子先生 選 佳作 NHKラジオの第二週土曜日に放送があります(第一週は自由題で、選者は鈴木章和先生)。今のところ兼題のある西村先生の週のみ投…

春まつり川面をのぞく人ありて

(はるまつり かわもをのぞく ひとありて) 花笑みに華やぐ季節ですが、今朝はぐっと冷え込みました。 「春まつり深淵のぞく人ありて」から改句。