春 植物

連翹や庭に光の集まり来

(れんぎょうや にわにひかりの あつまりく) 俳句界2019年3月号応募句雑詠角川春樹先生 選 佳作古賀雪江先生 選 佳作 桜の頃、桜の少し前かな、散歩で通りがかるお宅の庭に連翹がありまして、見るたびにその黄の眩しさを愛でていたのでした。 そして、山口…

藤房のひとつひとつの影ゆるる

(ふじふさの ひとつひとつの かげゆるる) 角川俳句2019年7月号掲載句令和俳壇 雑詠 嶋田麻紀先生 佳作 岩岡中正先生 佳作 星野髙志先生 佳作 以前に岸本尚毅先生の埋字で採っていただいたことはあるのですが、題詠/雑詠は令和俳壇になってから投句し始めま…

一片の片道切符さくらちる

(いっぺんの かたみちきっぷ さくらちる) NHK俳句 平成31年4月放送応募句 兼題:落花井上弘美先生 選 佳作 今年度最初のNHK俳句の入選句発表です。 『落花』は一物仕立てでも取り合わせでも比較的与しやすい季語ではないかと思いましたが、例句を読んでい…

薺咲く牛乳瓶に挿されゐて

(なずなさく ぎゅうにゅうびんに さされいて) 俳句界2019年1月号応募句雑詠加古宗也先生 選 佳作古賀雪江先生 選 佳作佐藤麻績先生 選 佳作夏石番矢先生 選 佳作 薺の花はぺんぺん草。それを牛乳瓶に挿すとはなんたるビンボーテイスト!なので四名もの選者に採っ…

サイネリア金糸雀の音は檸檬色

(サイネリア かなりやのねは れもんいろ)俳句ポスト365(第215回 2019年2月21日週の兼題:サイネリア)夏井いつき先生 選 人選 今回は思い切り自選を外しての二句人選でした。組長ありがとうございました。🍋をいれておきました(笑)

サイネリアこの人のためだけに哭く

(サイネリア このひとのためだけに なく)俳句ポスト365(第215回 2019年2月21日週の兼題:サイネリア)夏井いつき先生 選 人選 シネラリア。サイネリアはシの音が死に通じるとして忌み嫌っての言い換え。 いろんな品種があって可愛いお花🌼

まだ知らぬ町の桜の中に立つ

(まだしらぬ まちのさくらの なかにたつ)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2019.4.1(月)兼題:桜神野紗希さん選 特選 作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、『長い詩歌の歴史の中で詠みつがれてきた王道の季語です。だからこそ、過去の桜のイメ…

遅れ来る手紙のやうに柏散る

(おくれくる てがみのように かしわちる)俳句ポスト365(第214回 2019年2月7日週の兼題:柏落葉)夏井いつき先生 選 人選 最近は複数句投句して自分でも「この句かな?」と思う句を採っていただいています。二句人選でした。組長ありがとうございました。

かふかふと柏落葉の道ゆけり

(かふかふと かしわおちばの みちゆけり)俳句ポスト365(第214回 2019年2月7日週の兼題:柏落葉)夏井いつき先生 選 人選 「かふかふ」は自分でも気に入っています。ふかふかでなくてかふかふ。柏は枯れても枝についたたま冬を越し、翌年の仲春頃になって…

ていれぎの花よ分校さようなら

俳句ポスト365(第213回 2019年1月24日週の兼題:ていれぎ)夏井いつき先生 選 人選 「里山の分校を離れることになった教師」というシチュエーションで。松山つながりで漱石に思いを馳せてみたりも。 ていれぎの例句は少ないんですよ。 ていれぎや弘法清水湧…

ていれぎの花咲くころやサボタージュ

(ていれぎの はなさくころや サボタージュ)俳句ポスト365(第213回 2019年1月24日週の兼題:ていれぎ)夏井いつき先生 選 人選 ていれぎ。仲春の季語。大葉種漬花(おおばたねつけばな)ともいう。清流に自生する美しい緑色の水草で松山市の指定天然記念物…

金星のまだ明るくて菠薐草

(きんせいの まだあかるくて ほうれんそう)俳句ポスト365(第212回 2019年1月10日週の兼題:菠薐草)夏井いつき先生 選 人選 元々、金星と他の素材を組み合わせていて、途中から菠薐草が加わって、なんとなくの流れで出来てしまった句です。なので句意をよ…

菠薐草たまごを握るやさしさで

(ほうれんそう たまごをにぎる やさしさで)俳句ポスト365(第212回 2019年1月10日週の兼題:菠薐草)夏井いつき先生 選 人選 ほうれん草を茹でて水を切るとき。どれくらいぎゅっと握ってよいのか、いまだに加減に悩みます。

桃の花隣の猫が鼻鳴らす

(もものはな となりのねこが はなならす) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

白模型のやうなビル群花の昼

(しろもけいの ようなビルぐん はなのひる) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

掌に青きレタスを遊ばせて

(てのひらに あおきれたすを あそばせて) 俳句界2018年3月号応募句雑詠櫂未知子先生 選 佳作 レタスは「萵苣(ちしゃ)」の傍題。以前からレタスで句を作ってみたいと思っておりました。櫂先生の佳作というのがなによりも嬉しいです。 すみずみに水行き渡…

雲梯が好きな大人や金盞花

(うんていが すきなおとなや きんせんか) 俳句ポスト365(第191回 2018年3月8日週の兼題:金盞花)夏井いつき先生 選 並選 俳句ポストは現在募集中の兼題「老鴬」に投句すると50回連続投句、そして運がよければ50回連続入選(人・並選)になります。そこま…

三色菫表のかほと裏のかほ

(さんしきすみれ おもてのかおと うらのかお) 俳句ポスト365(第190回 2018年2月22日週の兼題:三色菫)夏井いつき先生 選 人選 18句投句。入選率低し。効率悪し。もっと詩情のある句があったのですがダメなのね(涙)天地入選句はさすがです。

手折られて薇きゆうと鳴きゐたり

(たおられて ぜんまいきゅうと なきいたり) 俳句ポスト365(第188回 2018年1月25日週の兼題:薇)夏井いつき先生 選 人選 このごろ安定の人選。なんて言ってると全没の闇に落ちそうです。 しかし、12句投句して1句のみ人選という効率の悪さよ...。前回の「…

大わらひ石蓴の島の戎さま

(おおわらい あおさのしまの えびすさま) 俳句ポスト365(第186回 2017年12月14日週の兼題:石蓴)夏井いつき先生 選 人選

雨霧をほのかに染めし山ざくら

(あまぎりを ほのかにそめし やまざくら)俳句界2017年4月号応募句雑詠古賀雪江先生 選 佳作

筆の穂にたつぷりの紅落椿

(ふでのほに たっぷりのべに おちつばき)俳句界2017年3月号応募句雑詠今瀬剛一先生 選 佳作

ジョギングの路に菜の花始まれり

(じょぎんぐの みちになのはな はじまれり)俳句ポスト365(第167回 2017年3月9日週の兼題:菜の花)夏井いつき先生 選 人選計4句を投句。

雨霧にカメラの濡れて山桜

(あまぎりに かめらのぬれて やまざくら)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】雨霧に曇るカメラや山桜雨霧は小雨のような霧と辞書にありました。霧にしては、結構強めの霧でしょうか。カメラが濡れるのでは、感動がやや弱いか。秋の季語の「霧」が気になると…

雨の日のフリージアの香際立てり

(あめのひの ふりーじあのか きわだてり)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】雨の日のフリージアの香部屋に満つ("雨の日"がやや説明的) ↓ 部屋に濃きフリージアの香や雨もよひ(<の>が二つと中八が気になる?) ↓ 雨もよひ出窓に香るフリージアフリージ…

蕨狩土の匂ひへつんのめり

(わらびがり つちのにおいへ つんのめり)俳句ポスト365(第164回 2017年1月26日週の兼題:蕨狩)夏井いつき先生 選 人選計7句を投句。そういえば、蕨狩へは行ったことがない。たとえ想像のみでも、発想豊かにしっかりと句を作れるようになりたい。

夏蜜柑摘みし鋏の堅き音

(なつみかん つみしはさみの かたきおと)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】夏蜜柑摘むや(剪るや)鋏を鳴らしつつ「出来ていて情景も浮かびます」とのこと。夏蜜柑は夏の季語なので、<堅き音>が効いているかどうか?鋏で剪ることに焦点を絞ったほうがよ…

五つ六つ黄の実の転ぶ春落葉

(いつつむつ きのみのまろぶ はるおちば)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】黄色の実乗せて吹かるる春落葉黄色の実がイメージできない。5、6個の必然性もわからない。春落葉らしさが描けていない。自分としては、金柑の実が木の根元に散らばる古葉の上に転…

斜光受けやをら起き出すつつじかな

(しゃこううけ やおらおきだす つつじかな) 大阪でセミナーに参加した翌日、早朝のビル街を散歩してみました。人や街が動き出す前の時間帯。街頭のつつじに朝日が低く差し込んでいました。

げんげ田やおひたしにしておままごと

(げんげだや おひたしにして おままごと) 坂を下って左に折れると一面のれんげ畑。今はもうありません。ままごとよりも、男子と田んぼで遊んでいたほうで、ヒルが足にくっついて大騒ぎしたり、苦手なウシガエルもよくみかけました。 写真はフリー素材をお…