春 地理

雪解風小さき畑ある北校舎

(ゆきげかぜ ちさきはたある きたこうしゃ) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 農業高校のイメージ。YouTube画像を観ながら作句しました。

春の海ゆつたりとチェロ二重奏

(はるのうみ ゆったりとチェロ にじゅうそう) 角川俳句2021年5月号掲載句令和俳壇 雑詠 井上康明先生選 佳作 <久しぶりに令和俳壇に投句しました。スポット(?)投句みたいなものです>と8ヵ月前にもブログに書いているようです。角川俳句は1年に1回投句で…

ヘリ轟音薄氷朝日ごと割るる

(ヘリごうおん うすらいあさひごと わるる) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 十句投句中の一番初めの句。どうしても言葉が定まらず、提出直前まで投句用紙を何度も書き直した句でした。海光集(六句欄以降推薦句)で曲風彦さんに身に余る素敵な鑑賞文をいただ…

横たはる人骨やはらかい干潟

(よこたわるじんこつ やわらかいひがた) 角川俳句2019年8月号掲載句令和俳壇 雑詠 対馬康子先生選 推薦 まさかまさかの『推薦』です。しかも対馬先生!「過去全没の今井聖先生の選に入るのが当面の目標」と前回書きましたが、対馬先生も(地味句の)私にと…

とどまるもの流さるるもの薄氷

とどまるもの流さるるもの薄氷(とどまるもの ながさるるもの うすごおり) NHK俳句 平成31年3月放送応募句 兼題:薄氷宇多喜代子先生 選 佳作 今年度最後のNHK俳句テキストとなりました。俳句を始めた年の2016年、堀本裕樹さんが選者でいらっしゃったNHK俳…

春潮を黒き機影の泳ぎをり

(しゅんちょうを くろききえいの およぎおり) 俳句ポスト365(第189回 2018年2月8日週の兼題:春潮)夏井いつき先生 選 並選 イマイチの句!あやうく全没になるところでした。「春の潮」「春の海」「春の波」の違いをもっとよく考えなければ...(猛省)

毛筆のたつぷりとして春の川

(もうひつの たっぷりとして はるのかわ) 俳句界2017年12月号応募句雑詠今瀬剛一先生 選 佳作

工場の煙の軽し春の海 

(こうじょうの けむりのかるし はるのうみ)俳句界2017年2月号応募句雑詠今瀬剛一先生 選 秀逸俳句界に投句して2回目の秀逸です✨朝、ゴミステーションに向かう下り坂で工場の煙が見えます。工場は港の近くにあるので、風景を想像して詠んでみました。

春の湖日矢幾千も真明かに

(はるのうみ ひやいくせんも まさやかに)俳句界2017年2月号応募句兼題:「明」能村研三先生 選 佳作 季語は「春の海」です。「湖」の表記を使ってみました。幾千は幾条でもよかったかな?