新年 生活

若水を米の芯まで吸はしめむ

(わかみずを こめのしんまで すわしめむ) 『蒼海』20号 堀本裕樹主宰 選 新年最初の句会に投句した句です。新年の季語で気持ちよく詠みたいと思いました。

産月となりたる姪の賀状かな

(うみづきと なりたるめいの がじょうかな) 『蒼海』12号 堀本裕樹主宰 選 令和3年2月3日、立春に姪が第一子を出産しました。私は大叔母になりました。

あられ屋の硝子ケースと初暦

(あられやの がらすケースと はつごよみ) 俳句界2019年10月号応募句雑詠櫂未知子先生 選 佳作鈴木しげを先生 選 佳作 大好きな九段一口坂 さかぐちさんのことを思い出して詠んだ句です。店舗にはまだ一度しか行ったことがないのですが、義理姉が毎年年末に…

母子寮の厨にぎはひ初暦

(ぼしりょうの くりやにぎわい はつごよみ) 俳句界2018年12月号応募句兼題:「初」岸本マチ子先生 選 佳作 今ごろは母子寮とは呼ばないのでしょうか。(個人的には)全没率の高い俳句界兼題で今月も佳作に採っていただいて嬉しいです。

初芝居醜女幸せさうにして

(はつしばい しこめ しあわせそうにして) NHK俳句 平成31年1月放送応募句 兼題:初芝居宇多喜代子先生 選 入選 今年度3回目のNHK俳句入選で驚きました。新年度も楽しんで頑張ります。 選者の講評を引用します。 美女が倖せで醜女は不幸だなんて、それはな…