夏 植物

殿は向日葵抱いて野辺送

(しんがりは ひまわりだいて のべおくり) 『蒼海』6号 堀本裕樹主宰 選 向日葵の花が好きだった、向日葵の花のようだった人を偲んで...。

仙人掌の花冠や西に土星

(さぼてんの はなかんむりや にしにどせい) 『蒼海』5号 堀本裕樹主宰 選 夏の夜空に土星がみえるとしたら、深夜3時頃でしょうか。 5号は10句中7句掲載という成績でした。6句、7句をうろうろという感じです。改めてみると植物の季語ばかりで反省。自分で…

あぢさゐや往復書簡てふ形

(あじさいや おうふくしょかんちょう かたち) 『蒼海』5号 堀本裕樹主宰 選 当初、この句はあじさい以外の季語でした。春の季語の「鳥の恋」だったかな。投句時期が5月15日頃で、季節先取りで夏の季語を少し増やしたいなと、季語をチェンジしたように思い…

馥郁と白薔薇の風マリア像

(ふくいくと しろばらのかぜ マリアぞう) 『蒼海』5号 堀本裕樹主宰 選 「馥郁と」という措辞を使ってみたくて...からの作句です。そうしましたら、蒼海5号の対談が主宰×日下野由季さん×堀切克洋さんでびっくり!日下野さんの第二句集のタイトルが『馥郁』…

百合ひらく洗礼式の朝が来て

(ゆりひらく せんれいしきの あさがきて) 『蒼海』5号 堀本裕樹主宰 選 植えた覚えのないものが庭に咲くことって結構ありますよね。わが家も植えた覚えのない百合が勝手口のコンクリートの隙間に毎年咲いてくれます。

葉桜や菩提寺の風ふくらみぬ

(はざくらや ぼだいじのかぜ ふくらみぬ) 『蒼海』5号 堀本裕樹主宰 選葉桜の中の無数の空騒ぐ 篠原梵この頃、小澤實さん著の『名句の所以』を読んでおりました。俳句あるふぁ2019年春号に小澤さんと堀本主宰の対談記事があり、篠原梵の葉桜の句についての…

さくらんぼを食む子前髪みじかけれ

(さくらんぼを はむこまえがみ みじかけれ) 角川俳句2019年9月号掲載句令和俳壇 雑詠 対馬康子先生選 佳作 前号に続き対馬先生の選に入って感激です。チコちゃんを見て思いついた句でもないのですが(笑)、以前からさくらんぼで可愛い句を作ってみたいと思…

青胡桃古き詩集の話など

(あおくるみ ふるきししゅうの はなしなど) 俳句界2019年5月号応募句雑詠加古宗也先生 選 佳作佐藤麻績先生 選 佳作 季語を『青胡桃』にしようか『青林檎』にしようか悩みました。今月号は雑詠2句のみ。個人的に気に入っていた句はすべて没。相変わらずの…

広々と杜若ゆれ風生まる

(ひろびろと かきつばたゆれ かぜうまる) 俳句界2019年5月号応募句雑詠有馬朗人先生 選 佳作 地元のカキツバタ群生地。強い風雨に杜若が一枚の波のように揺れていました。

花合歓の糸電話より妻の声 

(はなねむの いとでんわより つまのこえ) 俳句界2019年4月号応募句兼題:「声」岸本マチ子先生 選 佳作 今号は苦手な兼題が二句とも佳作選で嬉しい。奇しくも、どちらの句も中七~下五にかけて「より○の声」という措辞になりました。 合歓の花はこんな花で…

玉葱や高層階に軒のなし

(たまねぎや こうそうかいに のきのなし) NHK俳句 平成31年6月放送応募句兼題:玉葱長嶋有先生 選 佳作 長嶋有選は初めてです。最終回までご縁がないのではないかと思っていました。嬉しいです。 『玉葱』は難しかった(『玉葱』も、ですね)。類句に陥る…

旅僧の触るる牡丹に月の色

(たびそうの ふるるぼたんに つきのいろ) NHK俳句さく咲く!令和元年5月放送応募句兼題:牡丹堀本裕樹先生 選 佳作 それなりに考えたのですが。はい、古臭い句です(汗) いつの時代の句かな(笑)堀本先生ありがとうございました。

罌粟坊主尻ポケットに日刊競馬

(けしぼうず しりポケットに にっかんけいば)俳句ポスト365(第219回 2019年4月18日週の兼題:罌粟坊主)夏井いつき先生 選 人選 罌粟坊主。罌粟の花の散ったあとの球形の実で、風に揺れる様がユーモラスであることから、罌粟坊主と親しみをこめて呼ぶ(俳…

薔薇を剪る人ゐて家庭裁判所

(ばらをきる ひといて かていさいばんしょ)第20回 NHK全国俳句大会第一次選考 入選 初めて応募しました。一次で拾ってくださった選者さんに心より感謝します!次はもう一段階上がれるよう頑張ります。 44,277句から第一選考通過9,045句。その上が特選、秀…

水色のタオル明るし鳳梨売

(みずいろの タオルあかるし ほうりうり) 『蒼海』2号 堀本裕樹主宰 選。 鳳梨はパイナップルのこと。パイナポー句は2作目です。(1作目はこちら)

美しく鳳梨を切つてくるる人

(うつくしく ほうりをきって くるるひと) 俳句界2018年7月号応募句雑詠櫂未知子先生 選 特選 ページをめくってびっくり!櫂先生に想いが届いて嬉しい。特選の一番目に名前があるのが嬉しい。このところ、NHK『俳句さく咲く!』への投句成績がふるわず、あ…

湖の翡翠色して余花明かり

(みずうみの ひすいいろして よかあかり) 俳句界2018年5月号応募句俳句トーナメント石井いさお先生 選 佳作堀本裕樹先生 選 佳作4ヵ月連続のトーナメント出場にはなりませんでしたが、満足。ここで採っていただけるのなら、結社誌に投句すればよかったかも…

夏草は夜に育ちて星に濡る

(なつくさは よるにそだちて ほしにぬる)俳句ポスト365(第198回 2018年6月14日週の兼題:夏草)夏井いつき先生 選 人選 シェイクスピア劇、ヘンリー五世の台詞、「Grew like the summer grass, fastest by night」からイメージして作りました。 この句も…

夏草や馬券かつたりはづれたり

(なつくさや ばけんかったり はづれたり)俳句ポスト365(第198回 2018年6月14日週の兼題:夏草)夏井いつき先生 選 人選 競馬経験ゼロですが、馬券という言葉で、兼題「風邪」以来二度目の人選でした。今回は嬉しいことに2句入選でした。

真夜の庭せり出してゐる白牡丹

(まよのにわ せりだしている はくぼたん) 俳句界2018年4月号応募句雑詠稲畑廣太郎先生 選 佳作

荒原たる鉱山の跡百合幾千

(こうげんたる こうざんのあと ゆりいくせん)一句一遊 兼題:原夏井いつき先生 選 2018.6.27 水曜日放送 荒れる原っぱと書いて荒原たるですね。堂々とした句です。

まだ青き苺はみづの匂ひして

(まだあおき いちごはみずの においして) NHK俳句さく咲く!平成30年5月放送応募句兼題:苺櫂未知子先生 選 佳作 選ばれるならこの句か別の一句かなと思っていました。自分でも気に入っている句なので嬉しいです。この月のテキストは二句佳作入選✨ そして…

余花はらりハートの切手貼りました

(よかはらり ハートのきって はりました) 一句一遊 兼題:余花夏井いつき先生 選 2018.5.8(火) 初めての一句一遊への投句。火曜日に読まれたようです。ようです、というのは、一句一遊は南海放送にて放送されているラジオ番組なのです。エリア外のため、…

あぢさゐの揺るるや猫の朝帰り

(あじさいの ゆるるや ねこのあさがえり) 俳句界2017年6月号応募句俳句トーナメント堀本裕樹先生 選 1回戦負け これまで佳作どまりでしたが、初めてトーナメントに残りました!総評では、「紫陽花に触れて帰ってくる猫の恋模様」と書いてくださいました。 …

新樹の風一角獣の現はるる

(しんじゅのかぜ いっかくじゅうの あらわるる) 俳句界2017年5月号応募句兼題:「角」名和未知男先生 選 佳作 この月は雑詠3句全没といふ...(´ཀ`)

闘牛場ムレータの赤薔薇の赤

(とうぎゅうじょう ムレータのあか ばらのあか)俳句界2017年4月号応募句兼題:「牛」大高霧海先生 選 佳作

休日の目覚めの苺サンドかな

(きゅうじつの めざめのいちご サンドかな)堀本裕樹先生 第78回いるか句会 兼題:苺 平成29年5月20日(土)開催 於:NATULUCK四ツ谷 3F 0点

若葉風聞きをり今朝の坐禅会

(わかばかぜ ききおり けさのざぜんかい)堀本裕樹先生 第78回いるか句会 兼題:自由題 平成29年5月20日(土)開催 於:NATULUCK四ツ谷 3F 1点

青芝や野球部員は寄せ集め

(あおしばや やきゅうぶいんは よせあつめ)俳句ポスト365(第169回 2017年4月6日週の兼題:青芝)夏井いつき先生 選 人選計4句を投句。

目隠しの双眸に満つ百日紅

(めかくしの そうぼうにみつ さるすべり) 第8回いるか通信句会 堀本先生に添削していただきました。 幻想的な一句で、百日紅の紅色が目隠しによっていっそう引き立つような、炎の形が見えてくるようでした。 佳作にとっていただきました。