初夏

初夏の岬大きく回るバス

(はつなつの みさきおおきく まわるバス) 『蒼海』22号 堀本裕樹主宰 選 近所の小さな漁港の手前がバスの終着地。

若葉風さつきと違ふ柄の猫

(わかばかぜ さっきとちがう がらのねこ) 『蒼海』22号 堀本裕樹主宰 選 近所に野良猫がどんどん増えて困っています。餌をやっている方がおられるようです。自分も猫好きなので黙認しておりますが...。

草の上に五月の新譜聴いてをり

(くさのうえに ごがつのしんぷ きいており) 『蒼海』17号 堀本裕樹主宰 選 句会で主宰特選をいただいた句でした。 17号は8句掲載でした。 春から初夏の句を掲載しましたが、風の一段と強い冬の朝です。ベランダの洗濯物が飛ばされるのではないかとはらはら…

風あたりほどよき場所に初夏の猫

(かぜあたり ほどよきばしょに しょかのねこ) 俳句界2018年4月号応募句俳句トーナメント佐久間慧子先生 選 佳作 猫俳句を採っていただいて嬉しいです♪

無造作に束ねし初夏のうなじかな

(むぞうさに たばねししょかの うなじかな)