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冬 時候

星なき夜シュッと燐寸の音の冴ゆ

(ほしなきよ シュッとまっちの おとのさゆ)第11回いるか通信句会 堀本裕樹先生 よくわかる内容だが、ちょっと説明的。もう一味欲しいところ。「シュッと」という擬音は省略して読み手に想像させる。参考句:燐寸擦る音冴えにけり星なき夜 擬音に挑戦しまし…

裏道の猫の目細し冬ぬくし

(うらみちの ねこのめほそし ふゆぬくし)第10回いるか通信句会 堀本裕樹先生 選 佳作 「冬ぬくし」という季語の他にも、まだよい季語があるかもしれない。 「猫の目細し」はきっちりと描写できている。 「細し」、「ぬくし」と脚韻を踏むとよいかなと思い…

氷る夜や古びたインク壺の肌

(こおるよや ふるびたいんく つぼのはだ)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】凍つる夜や父の遺愛のインク壺添削句は思いの伝わってきそうな景。凍つ(いつ)は凍る(氷る)の傍題。 今月の添削では、「三句共に完成された句ですので、このままでもよいと思い…

緩やかな笹原の道小春かな

(ゆるやかな ささはらのみち こはるかな)伊吹嶺会 渡辺慢房 先生 【添削句】笹原の尾根路辿る小春かな壺山の笹原を辿る気持ちよさを詠むとよい。