2019-06-29から1日間の記事一覧

産直の野菜や春を追ひかける

(さんちょくの やさいや はるをおいかける) 俳句界2019年3月号応募句ここを直せば入選能村研三先生 3年間俳句界への投句を続け、この欄に掲載していただくのは初めてです。貴重な添削をいただき、お得感たっぷりです(笑) 春が近づくにつれ色とりどりの季節…

連翹や庭に光の集まり来

(れんぎょうや にわにひかりの あつまりく) 俳句界2019年3月号応募句雑詠角川春樹先生 選 佳作古賀雪江先生 選 佳作 桜の頃、桜の少し前かな、散歩で通りがかるお宅の庭に連翹がありまして、見るたびにその黄の眩しさを愛でていたのでした。 そして、山口…

薄紙に蝶の骸の美しく

(うすがみに ちょうのむくろの うつくしく) 俳句界2019年3月号応募句雑詠櫂未知子先生 選 佳作佐藤麻績先生 選 佳作 ふらりと立ち寄った地元の博物館で蝶の標本展示を見て一句作りたいなと思い、出来た句です。採取された蝶が三角紙に包まれている、標本前…

美術展窓いつぱいの木の芽晴 

(びじゅつてん まどいっぱいの このめばれ) 俳句界2019年3月号応募句兼題:「美」岸本マチ子先生 選 佳作名和未知男先生 選 佳作 珍しくわたくしが兼題で複数の選者の選に入るとは!感激です。 木の芽晴 さまざまな木が芽吹く頃のこと。微妙な遅速はありな…

藤房のひとつひとつの影ゆるる

(ふじふさの ひとつひとつの かげゆるる) 角川俳句2019年7月号掲載句令和俳壇 雑詠 嶋田麻紀先生選 佳作 岩岡中正先生選 佳作 星野髙士先生選 佳作 以前に岸本尚毅先生の埋字で採っていただいたことはあるのですが、題詠/雑詠は令和俳壇になってから投句し…