2018-10-26から1日間の記事一覧

ゴンドラのぐわんと揺れて男滝かな

(ゴンドラの ぐわんとゆれて おだきかな) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選 初めての結社誌投句です。10句中6句掲載でした。巻頭を飾る方だと8句掲載です。『選から漏れた句の理由を各自考えなさい』と主宰に言われています。投句直後から自分でもわかって…

夏痩の背中を掻いてくるる人

(なつやせの せなかをかいて くるるひと) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

月桂冠かぶつたままの夏カレー

(げっけいかん かぶったままの 夏カレー) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

桃の花隣の猫が鼻鳴らす

(もものはな となりのねこが はなならす) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

白模型のやうなビル群花の昼

(しろもけいの ようなビルぐん はなのひる) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選

花冷の明月院をあとにして

(はなびえの めいげついんを あとにして) 『蒼海』創刊号 堀本裕樹主宰 選 鎌倉・明月院。あじさいで有名なお寺ですが、桜の咲く頃のことを詠んでみました。花冷 桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。花冷という言葉のもつ美しい響きが好まれる(角川書…

付箋紙に明日のことなど色鳥来

(ふせんしに あすのことなど いろどりく)俳句ポスト365(第204回 2018年9月6日週の兼題:色鳥)夏井いつき先生 選 人選 複数句投句して、自分でもこの句かなと思っておりました。ちょうど投句の締切が安室奈美恵ちゃんの引退のころで、そんな句も詠んでみ…