2017-01-26から1日間の記事一覧

舟客の送り出されし曼珠沙華

(ふなきゃくの おくりだされし まんじゅしゃげ)俳句界10月号応募句雑詠稲畑廣太郎先生 選 佳作鈴木しげを先生 選 佳作計5句投句。この月は兼題【地】を投句できず。送り出されしの「し」(過去の助動詞)が自信なかったのですが、大丈夫だったのかしら。

風に乗る口笛ひとつ夕花野

(かぜにのる くちぶえひとつ ゆうはなの)俳句界10月号応募句俳句トーナメント堀本裕樹先生 選

夕花野一枚の風波となる

(ゆうはなの いちまいのかぜ なみとなる)俳句界10月号応募句俳句トーナメント五島高資先生 選

氷る夜や古びたインク壺の肌

(こおるよや ふるびたいんく つぼのはだ)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】凍つる夜や父の遺愛のインク壺添削句は思いの伝わってきそうな景。凍つ(いつ)は凍る(氷る)の傍題。 今月の添削では、「三句共に完成された句ですので、このままでもよいと思い…

笑ひ顔父似と言はれ冬かもめ

(わらいがお ちちにといわれ ふゆかもめ)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】笑ひ顔父似と言はれおでん酒季語で、情景を鮮明にイメージできるとよい。笑い顔×笑ひ顔○

子規庵の裏戸潜りて冬夕焼

(しきあんの うらどくくりて ふゆゆやけ)伊吹嶺会 矢野孝子 先生【添削句】子規庵の裏戸潜れば冬夕焼季語の夕焼けをもっと鮮明にさせること!