青梨をもぎ来しごとき月夜かな

(あおなしを もぎきしごとき つきよかな) ふらんす堂通信 166号花実集 雑詠 髙田正子先生 特選 特選をいただきました(涙)どちらへ投句しようか迷った句でしたが、花実集にしてよかったです。以下、髙田先生からいただいた選評です。ありがとうございました…

コスモスの野辺に夕日を置いて来し

(コスモスの のべにゆうひを おいてきし) ふらんす堂通信 166号花実集 雑詠 髙田正子先生 選 以前に作った句のリメイクでした。

蹲の水面の空や小鳥来る 

(つくばいの みなものそらや ことりくる) ふらんす堂通信 166号花実集 兼題「小鳥」 髙田正子先生 選 玄関先にめだかを入れた大鉢を置いていらっしゃるお宅が近所にあり、鉢の水に空が映っていたところからの着想でした。

黒板の美しき数式青檸檬

(こくばんの はしきすうしき あおれもん)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2020.11.2(月)兼題:檸檬神野紗希さん選 作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、「甘ずっぱい青春のイメージの強いレモン。その共通認識を生かしてイメージを広げるか、…

あしらひの銀の鶴美し夏料理

(あしらいの ぎんのつるはし なつりょうり) あるふぁ俳壇2020年夏秋号掲載句予選通過句 ブログ更新をサボっていて(アップする句がなく)自分でも忘れていた句でした(汗)成績振るわず。

愛慕濃くチェロを抱きゐる白シャツよ

(あいぼこく チェロをだきいる しろシャツよ) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 9号は10句中6句掲載でした。相変わらずの成績です(笑) 来世はチェロ弾きになりたい檸檬でございます。

母の日の黄ばみしレシピノートかな

(ははのひの きばみし レシピノートかな) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 食器棚の引き出しから、母が結婚当初通っていた料理教室のレシピとメモ書きが出てきました。完全に色褪せ、紙の端もぼろぼろと朽ちていましたが、当時の母の初々しさを伝えてくれるも…

言ひさして女子校までの余花の道

(いいさして じょしこうまでの よかのみち) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 自分のなんとなく不安定だった(?)女子高生時代を必死に思い出し、詠みました。余花は初夏の季語。五月病?

ピアス揺れ風に見上ぐる藤の花

(ピアスゆれ かぜにみあぐる ふじのはな) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 実景です。いつも通りかかる道に昭和30年代?40年代?のお宅があります。もう誰も住んでおられないのかなと思いますが、手入れのされていない藤の木が大きく育っていて、風が吹くたび…

膝抱いて春昼の湯に胎児めく

(ひざだいて しゅんちゅうのゆに たいじめく) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 昼間にお風呂に入ることも多い私。今年のコロナ禍の憂鬱さも少し表れているような...。

ヘリ轟音薄氷朝日ごと割るる

(ヘリごうおん うすらいあさひごと わるる) 『蒼海』9号 堀本裕樹主宰 選 十句投句中の一番初めの句。どうしても言葉が定まらず、提出直前まで投句用紙を何度も書き直した句でした。海光集(六句欄以降推薦句)で曲風彦さんに身に余る素敵な鑑賞文をいただ…

羽根よりも軽き光や芒原

(はねよりも かろきひかりや すすきはら)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2020.9.7(月)兼題:芒神野紗希さん選 特選 作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、「秋の七草のひとつで、お月見にも欠かせない芒。銀色の穂は、秋のさみしい日月の光を…

蘭鋳に餌遣る今朝の仮眠室

(らんちゅうに えさやるけさの かみんしつ)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2020.8.24(月)兼題:朝神野紗希さん選 特選 作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、「今回は、俳句甲子園の決勝戦の兼題に挑戦してみましょう。季語ではなく「朝」と…

満充電されぬ体や蛇の殻

(まんじゅうでん されぬからだや へびのから) 角川俳句2020年9月号掲載句令和俳壇 雑詠 五十嵐秀彦先生選 佳作 久しぶりに令和俳壇に投句しました。スポット(?)投句みたいなものです。1時間で5句作り、投句葉書を埋めて即投函してみました。一句のみ掲載(…

ソフトクリーム輝く思ひ出の中で

(ソフトクリームかがやく おもいでのなかで) NHK俳句さく咲く!令和2年7月放送応募句兼題:氷菓櫂未知子先生 選 佳作 前年度までのように多作して投句する余力のないなか、毎号一句でもテキストに掲載されると本当に嬉しいです(涙)

暁のインドの風に髪洗ふ

暁のインドの風に髪洗ふ(あかつきの インドのかぜに かみあらう) NHK俳句 令和2年7月放送応募句兼題:髪洗ふ対馬康子先生 選 佳作 NHK俳句で初めての対馬先生選でした。以前に角川『俳句』令和俳壇で推薦をいただいたときの句と少し近いイメージで作句しま…

ファインダーいつぱいの風麦の秋

(ファインダー いっぱいのかぜ むぎのあき) ふらんす堂通信 165号花実集 雑詠 髙田正子先生 特選 ふらんす堂通信で初めて特選をいただきました(涙)いつか麦の秋/麦秋で句を作ってみたいと思っていたのです。以下、髙田先生からいただいた選評です。ありが…

胸元にカメオの天使五月来る

(むなもとに カメオのてんし ごがつくる) ふらんす堂通信 165号花実集 雑詠 髙田正子先生 選 この句をほめてくださった方がいて...。幸せな句です。

蔓薔薇や祖母の遺愛のティーセット

(つるばらや そぼのいあいの ティーセット) ふらんす堂通信 165号花実集 雑詠 髙田正子先生 選 よく通りかかるお宅がごく自然に薔薇を咲かせていらっしゃって素敵なお庭なのです。その日は庭のテーブルで奥さま方三人が楽しそうにお茶をされていました。

春雷や時動き出す沈没船

(しゅんらいや ときうごきだす ちんぼつせん) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 8号は10句中7句掲載でした。毎度毎度、6~7句をうろうろです(^^ゞでも今号は7号に掲載された『チェロ深く冬の宇宙の朗読会』の句に、蒼海会員の犬星星人さまと歌人の山田航さまか…

反戦の署名せしあと雛の雨

(はんせんの しょめいせしあと ひなのあめ) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 自分では気に入っている句。

蓋かたく閉ぢて冷たきピアノかな

(ふたかたく とじてつめたき ピアノかな) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 何度か作り替え、最終的にシンプルな句(?)になりました。

冬桜暮光に汝の顔見えず

(ふゆざくら ぼこうになれの かおみえず) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 ふゆざくら息がこんなにさみしいとは 津久井紀代 この句が大好きで、自分でも冬桜の句を作ってみました。

雨粒に磨かれてをり大枯木

(あまつぶに みがかれており おおかれき) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 雨上がりの買い物道、雨だれをたくさんつけた枝がきらきらとしていました。

水鳥の一夢一夢をつなぎをり

(みずとりの いちむいちむを つなぎおり) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選【一夢(いちむ)】一度の夢。また、一度夢を見る間の短い時間。はかないさまをいう(精選版 日本国語大辞典より)

連写音はじけるごとく冬鷗

(れんしゃおん はじけるごとく ふゆかもめ) 『蒼海』8号 堀本裕樹主宰 選 市内の湖のある公園での一句でした。

甘酒や隣で猫がふんと言ひ

(あまざけや となりでねこが ふんといい) NHK俳句さく咲く!令和2年6月放送応募句兼題:甘酒櫂未知子先生 選 佳作 困ったときの猫句。このごろは雑誌投句等が減り、ブログを更新する機会がないのが寂しいです。

煎餅の甘塩つぱさや夕焼坂

(せんべいの あまじょっぱさや ゆやけざか)NHK松山放送局 ラジオまどんな句会 2020.7.2(木)兼題:夕焼神野紗希さん選 作句にあたっての紗希先生からのメッセージは、「燃えるような一日の終わりに訪れる夏の夕焼は、心身にしみとおってゆく、圧倒的な印…

春昼の薬袋のふくらみよ

(しゅんちゅうの くすりぶくろの ふくらみよ) あるふぁ俳壇2020年夏号掲載句予備選句 予備選に入った句の*マークがついていたのですが、どなたが拾ってくださったのでしょうね。佳作までのあと一歩が遠いです。

鰹の目なほも蒼海うつしけり

(かつおのめ なおもそうかい うつしけり) NHK俳句さく咲く!令和2年5月放送応募句兼題:鰹櫂未知子先生 選 佳作 久しぶりの櫂先生選。まさかこちらの句を採っていただけるとは思わなかったのですが(自信をもって投句できていないのがいやはやなんとも情け…