土砂降りの雨音のごと山火爆ず

(どしゃぶりのあまおとのごとやまびはず)

俳句ポスト365(第162回 2016年12月15日週の兼題:山焼)
夏井いつき先生 選 並選

同じ並選に似た句があり、「スコール」と表現されていました。「爆」の字を使った句は4句でした。

計2句を投句。山火は山焼くの傍題。

裏道の猫の目細し冬ぬくし

(うらみちの ねこのめほそし ふゆぬくし)

第10回いるか通信句会

 堀本裕樹先生 選 佳作

「冬ぬくし」という季語の他にも、まだよい季語があるかもしれない。

「猫の目細し」はきっちりと描写できている。

「細し」、「ぬくし」と脚韻を踏むとよいかなと思いましたが、別の季語を考えてみます。

 

次回の第11回をもって、いるか通信句会は休止となりました。

残念を通り越して「ショック」ですが、お忙しい堀本先生のことを考えると仕方ないですね。

お弟子さんや会の別の方に添削させるという方法もあったかもしれない。だから、スパッと休止されたことに誠実さを感じます。

句会再開の暁には、ぜひまた参加したいと思います。

口笛を吹くふりをして黒マント

(くちぶえを ふくふりをして くろまんと)

第10回いるか通信句会

 堀本裕樹先生

どうして「口笛を吹くふり」をしたのか、その辺の心理が掴みきれない。

少し古色を帯びた風姿。

自分の中では 少しチャレンジした句。黒マントを着て、空口笛(っていうのかな、音を出さない口笛のこと)を吹いて気取っている姿を詠んだつもりでした(汗)
要再考!

 

 

狩り終へてぐつと水飲む鷹の顔

(かりおえて ぐっとみずのむ たかのかお)

俳句ポスト365(第161回 2016年12月1日週の兼題:鷹狩)
夏井いつき先生 選 人選
過去最多の14句を投句。

やはり景を詠めているかどうかにつきます。反省。

舟客の送り出されし曼珠沙華

(ふなきゃくの おくりだされし まんじゅしゃげ)

俳句界10月号応募句
雑詠
稲畑廣太郎先生 選 佳作
鈴木しげを先生 選 佳作

計5句投句。この月は兼題【地】を投句できず。

送り出されしの「し」(過去の助動詞)が自信なかったのですが、大丈夫だったのかしら。